整理収納アドバイザー、ビジネスパーソン、大学院生。
快適環境とHHKBが実現する米田まりなさんの八面六臂ライフ

整理収納アドバイザー、ビジネスパーソン、大学院生。
快適環境とHHKBが実現する米田まりなさんの八面六臂ライフ

HHKB Life

「捨てないお片づけ」を提唱し、多くの人の目から鱗を落とし続けている気鋭の整理収納アドバイザー、米田まりなさんは都内の企業に勤務するビジネスパーソンでもあります。 複数のフィールドで活躍するための秘訣は、合理的で快適な仕事環境の構築にあります。HHKBはその中でとても重要な位置を占めています。

HHKBに替えたら相性が抜群! テレワークが快適になった

東京大学経済学部を卒業後、大手の総合商社に勤務しながら「Sumally」「サマリーポケット」を展開するスタートアップの株式会社サマリーに出向して要職を担い、同時に整理収納アドバイザーとして『集中できないのは、部屋のせい。』ほかの著書で合理的な「捨てないお片づけ」を提唱する米田まりなさん。現在は商社から別の大手企業に転職し、相変わらず忙しい毎日を送っています。八面六臂の活躍をHHKBが支えていると聞き、自宅兼仕事場を訪ねました。まずはHHKBとの出会いからうかがいましょう。

「きっかけはコロナ禍による在宅のテレワークです。私はずっとMacの純正キーボードを使っていましたが、それまで口頭で伝えていたこともキーボードで入力する状況になってから、もっと快適に打てるキーボードがあるのではないかと思うようになりました。そこで当時の出向先だったサマリーのCTOに相談したところ、Happy Hacking Keyboardがいいんじゃないかと薦めてくれました」

米田さん現在の愛機は「HHKB Professional HYBRID Type-S」と「HHKB Professional Classic」の2台。ともに英語配列です。


サマリーにはキーボードにこだわるソフトウェアエンジニアやwebデザイナーが多く在籍しており、CTO自身も長年のHHKB愛用者なのだとか。CTOから「Macユーザーならば英語配列がよい」という的確なアドバイスも得た米田さんは、有線モデルで刻印ありの「HHKB Professional Classic」を購入しました。色は自宅のインテリアに合う「白」です。このHHKB導入が米田さんのテレワークに大きな効果をもたらしました。

「HHKBにしてからとても快適に、打ち心地を楽しみながらタイピングできるようになりました。今は12時間以上デスクに座ってキーボードを打つこともしばしばありますが、ランナーズハイのように仕事の途中からハイになって、ずっと打ち続けることもできます」

「HHKBにして本当によかった」と米田さん。

では、パソコンの純正品やノートパソコンによく見られる薄いタイプのキーボードと、HHKBとの違いはどこにあるのでしょうか。

「HHKBにしてよかった最大のポイントは『指が反らない』ということです。平らなキーボードだと指を伸ばした状態で、指の腹でキーボードを打つことになりがちです。さらに私の場合、ピアノを長く弾いてきたせいか打鍵する力も強いんですね。テレワーク前は周囲の人に『米田のタイピングはめっちゃうるさい』と言われていたくらいです(笑)。つまり、ほぼ水平にした指で平らなものを強く叩いていることになるので、長時間打っていると疲れたり痛みが出たりしてしまうんですね」

「でもHHKBにしてからは手を自然な卵形にして打てるようになって、指を反らすことがまったくなくなったので、とても楽になりました。パームレストとの相乗効果で手を卵形のままずっと維持できますし、手がマウスとキーボードを行き来するときも自然な感覚でできるようになりました。HHKBにして本当によかったと思います」

無理に指を伸ばすことなく、手を自然な卵形にしたまま打つことができるようになりました。

平らでストロークの浅い薄型キーボードと、立体的でストロークの深いHHKBとの差が如実に出たのです。さらに、HHKBは底まで打ち込まなくても入力できる静電容量無接点方式を採用しているため、指や手にかかる負担を最小限に留めながら高速でタイピングすることも可能です。仕事でチャットするときや「Slack」で手早く返信するときも、米田さんいわく「音ゲーのような感覚」で楽しく、対面での会話と変わらないくらいに速く入力できるそうです。

「サマリーは遊び心のある会社なので、キーボード速打ちの社内イベントがリモート開催されたことがありました。そのとき出場者が『HHKBです』『REALFORCEです』と愛機を紹介していたのを思い出して、『なるほど、キーボード次第でここまで速さが変わるんだ』と改めて納得しました」

「HHKBにしたことで仕事がさらに楽しくなっていくのを実感しています。薄いキーボードだと壊してしまうといったトラブルが多かったのに、それもなくなりました。あと、HHKBを打つときのシュコシュコという音がかわいくて好きです(笑)。あの音にもゲームっぽい感覚がありますし。なにぶん長時間労働なので、遊び心みたいなものを感じながら仕事ができるのは本当にありがたいですね」



無理を覚悟で始めた多重業務もテレワークとHHKBで楽々実現

米田さんの「長時間労働」は自発的で、とても充実したものです。これには以前出向していたサマリーとの出会いが大きく影響しているといいます。

「もともと私は、パソコンのデータ整理こそ職業柄しっかり行っていましたが、部屋は散らかっているほうでした。それがあるとき『サマリーポケット』に物を預けるということをしてみたら、とたんに片づけられるようになったんですね」

米田さんが出向していたサマリーの「サマリーポケット」は、月額275円~605円で利用できる宅配型の保管サービス。専用ボックスに詰めて送るだけで、家に収納しきれない物を保管のプロに預けることができます。

サマリーポケットは低額で物を預けられる上に、預けた物をアプリでいつでも見られて必要なときに取り出すことのできる、既存のトランクルームにITの利便性を加えたサービスです。自ら利用することでその便利さを知った米田さんは、総合商社(当時)のビジネスパーソンとしてサマリーへの出資を実現させ、サマリーに出向して業務支援を行う立場になりました。それと並行して、個人でも整理収納という分野の専門家として活動することになったのです。

「サマリーポケットに預けるのは、データをいったんアーカイブしておいてしばらくしてから削除するのと同じように、自分の目から『隠す』という方法の一つです。必要なものを家の中に溜め込もうとするとパンクしちゃうので、クローゼットが足りなければ家の外にどんどん出したほうがいいと思います」

「外部に預けたり、メルカリで売ったり、ブランドバッグやフォーマルなドレスはレンタルサービスに切り替えたりすることで、私のように物への愛着が強くてもお部屋を片づけることができます。経験から得たそうしたアイデアをみんなに広めたいと思って、整理収納アドバイザーの資格を取って活動を始めました」

これが本格化し、米田さんの片づけメソッドをまとめた1冊目の著書『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』を書き始めたのが、コロナ禍か始まる少し前のこと。ビジネスパーソンとしてのハードワークも行いながらの執筆です。

米田さんの著書。右は『モノが多い 部屋が狭い 時間がない でも、捨てられない人の捨てない片づけ』、中央はその台湾版、左は『集中できないのは、部屋のせい。』。

「当時の会社の業務は経営企画がメインで、サマリーの事業計画を作ったり、株主向けのレポートを作ったりするほか、投資家さんとリモートで直接やり取りもしていました」

「それに加えて、ちょうどコロナ禍が到来したタイミングで、一橋大学の大学院に入学したんです。夜間の金融戦略・経営財務プログラムで、修士号取得に向けた2年間のコースを履修しています」

二足の草鞋でも大変なのに、なんと米田さんの草鞋は三足でした。こうなると、いくら合理的思考の米田さんでも時間をやり繰りするのはなかなか難しいところです。実際、「勉強したいので仕事はセーブしないといけない」と考えつつ無理を押して入学したのだとか。その状況を意外にも好転させたのが、ほかならぬコロナ禍によるテレワークと、仕事を快適にするツールとしてのHHKBでした。

HHKBを駆使して在宅でテレワークをとする働き方が、米田さんの多重業務にぴったりマッチしました。

「サマリーはフルリモートの完全在宅でしたし、大学院も途中からZoomなどで授業を受けることができるようになりました。ですからコロナ禍で自由に外出できない時間を活用して、昼はベンチャーで仕事をしながら夜は大学院の単位を取るというように、家の中で楽しく両立することができたんですね。その上、合間を縫っていろいろな方の整理収納のお悩みに応えたり、テレワークに集中できなくて困っている方の悩み相談にも乗ったりすることもできました」

「HHKBを導入したのは、1冊目の本を執筆している最中のことです。本1冊を書くとだいたい10万字を打つことになりますが、その約半分はすべてHHKBを使いました。仕事でも、投資家の方々とのリモート対話にHHKBを使うと、対面で話しているのと変わらないくらいの速さで返信できます。大学院のほうは2022年3月に修士論文を提出するので、それももちろんHHKBで書きます」

米田さんとHHKBは、これ以上ないくらいにベストなタイミングで出会いました。そして今、HHKBは米田さんのベストなパートナーとなっています。

HHKBファンの米田さんはHHKBのTシャツも愛用しています。米田さんが着るといっそうお洒落に見えますね!



快適な仕事環境づくりの鉄則は「お金をかけるならキーボード!」

米田さんの自宅兼仕事場には無駄なものが見当たらず、とてもすっきりしています。さすが整理収納アドバイザーです。特に重要なのは、テレワークをスムーズに行うための快適なデスクまわりです。

「テレワークになってからデスクを『FLEXISPOT』の昇降デスクにしました。それまでは高さ70cm程度の普通のデスクでしたが、自分の身長だとパソコン仕事のためには64cmくらいまで落とすのが望ましいのと、椅子の代わりにバランスボールも使いたかったので、高さを変えられる昇降タイプにしました。実はこのテレワーク期間中に運動量が増えたんですよ。バランスボールやトレーニングポールを買ったり、ヨガをしたり、楽しく運動しています(笑)」

光がよく入る窓際のデスクは昇降タイプ。これと「ハーマンミラー」の椅子がテレワーク環境のベースです。椅子をバランスボールに替えることもあります。

「椅子は角度などをこまめに調整したいので『ハーマンミラー』の製品を選びました。アーム付きモデルもあって迷いましたが、私は立ったり座ったり、腕を横に伸ばしたりと、けっこう動き回りながら仕事をするタイプなので、腕がフリーなほうがいいかなと思ってアームなしにしました」

デスクの横には、米田さんが本の中でも推奨している3段ボックスが置かれています。

「仕事中は上段に水差しとナッツケースとティッシュを置いて、一度も立たなくていいようにしています。2段目には今読んでいる本とガジェット類ですね。すぐには読まない本は、棚に並べず箱に詰めて押し入れに収納しています。デスクの脚にマグネット式の小物入れを2つ取り付けて、文房具と、ハンドクリームや体温計を入れています」

3段ボックスを近くに置けば必要なものにすぐ手が届くので、リズムを崩すことなく仕事に集中できます。3段ボックスの上に設置した「ScanSnap」は書類の整理に活用しています。

パソコン等を除いてデスク上に物を置かないのが米田さんの整理収納メソッドの一つ。なるほど、文房具入れをデスクの下に設置しておき、使ったら必ず戻すようにすれば広い作業スペースを維持できます。そのスペースの中央に置かれているのはベストパートナーとしてのHHKB。コンパクトなので余計にデスクが広く見えます。米田さんは現在、前述の「Professional Classic」と写真の「Professional HYBRID Type-S」、2台のHHKB(ともに英語配列)を所有しています。

「今デスクに置いているのは『HYBRID Type-S』ですが、どちらかというと家では『Classic』を有線でつなぎっ放しにしておいて、オフィスに出社するときは『HYBRID Type-S』を使うことが多いですね。『HYBRID Type-S』はかっこいい無刻印なので、オフィスでは『これ、実は文字ないんだよねー』とか、見せびらかしています(笑)」

「特に自宅でのテレワークの場合、いちばん長い時間触れているのはキーボードなので、『お金をかけるならキーボードにしろ』ということは私の本の中でも提唱していますし、周囲の人たちにも薦めています。どんなにデスクまわりを快適にしても、キーボードが頼りないと台無しになってしまいますし」

ところで、このたびHHKBは25周年特別記念モデル「雪」をリリースすることになりました。アイボリーがかった「白」よりも白い、純白のモデルです。インタビューの終わりに米田さんの感想をうかがいましょう。

手前が「雪」モデル、奥が従来の「白」。同じ白でもニュアンスが大きく異なります。


「雪」モデルを手に。白でまとめたインテリアに、自然に溶け込みます。

「純白だとHHKB各部の微妙な丸みが強調されて、女性らしさのようなものが感じられますね。とてもきれいで、かわいらしさもあると思います。丸くてやわらかそうなところが、私の大好きなミッフィーのよう。私が持っている家具など、好きなものとのバランスもすごくよいと思いました。女性の部屋のインテリアにも無理なく溶け込みそうです」

米田さんのお墨付きを得た「雪」モデルにご注目ください。
またニューノーマル時代の働き方を快適で充実したものにするために、米田さんの「捨てないお片づけ」メソッドやテレワークのための工夫をぜひ取り入れてみてください。



[プロフィール]

1991年生まれ。整理収納アドバイザー1級。モノを愛して捨てられない人に「捨てなくても片づく」仕組みを考案し、著書に『捨てられない人の捨てない片づけ』『東大卒「収納コンサルタント」が開発!科学的片づけメソッド』。
東京大学経済学部を2014年に卒業後、総合商社でスタートアップ投資を担当。2021年11月より不動産ディベロッパーに転職予定。本業・副業と並行して、2020年4月から一橋大学修士課程(金融財務専攻)に在学中。



執筆者
石川光則(柏木光大郎)

編集者、株式会社ヒトリシャ代表。高畑正幸著『究極の文房具カタログ』やブング・ジャム著『筆箱採集帳』の編集、ANA機内誌『翼の王国』の編集執筆など、出版物やwebを中心に活動。
編著に『#どれだけのミスをしたかを競うミス日本コンテスト』(KADOKAWA)がある。