仕事がはかどる! 気分も上がる! デスクマットの選び方&おすすめ5選

仕事がはかどる! 気分も上がる! デスクマットの選び方&おすすめ5選

日々のデスクワークの際、
「この机なぜか紙に文字を書きにくいな!?」
「知らないうちに机に傷や凹みが付いていそうでヒヤヒヤする……」
「作業スペース周りが垢抜けないので、もう少しキレイに整えたい!」
「度々見返す大事なメモが、すぐ確認できる位置にあったらいいのに……」
などといったお悩みはありませんか? これらの問題は、もしかしたらデスクマットで解決できるかもしれません。

デスクマットとは、机の上に敷いて使うマット。PC作業がメインとなるオフィスワークや在宅ワークだけでなく、PCゲームのプレイ、勉強や、ときには工作などもする子どもの学習机など、使用シーンは様々です。

本記事ではデスクマットを使うことのメリットや、デスクマットの選び方のほか、これから「デスクマットを使ってみたい!」という人におすすめしたい、5つのデスクマットを紹介します。

デスクマットを使うのは何のため? メリットは?

ひとくちにデスクマットといっても、その素材は、PVC(ビニール)、布、フェルト、コルク、シリコン、アクリル、プラスチック、PU(ポリウレタン)レザーや本革などのレザー(革)系……など、様々な種類があり、さらにそれぞれ異なった特徴があります。

とはいえ、デスクマットは一体何のために使うのか? そう思っている方も少なくないはず。そこで、まずはデスクマットを使うことのメリットを3つ紹介します。

デスクマットの必要性とは?
デスクマットの必要性とは?

  • 机の上を保護できる!
    キーボードやマウスなどの(パソコン)周辺機器によっていつの間にか付いてしまったり、文具やガジェットなどをうっかり落としたりしたときの傷、食べ物や飲み物が原因の汚れなどから、机を守ることができます。ものを大切に使いたい人、リセールバリューを落としたくない人など、保護したい理由は各自様々だと思いますが、そのような方にデスクマットがおすすめです。
  • 作業効率が向上する!
    デスクマットはマウス対応のものが多いので、マウスパッドの代わりにもなります。小さなマウスパッドとは違って、マウスを操作中に手がマウスパッドからはみ出たり、段差につまずいたりすることもなく、スムーズで快適なマウス操作が可能です。
    また、薄い紙に文字を書く際、天板が硬い机だと書きにくいこともありますが、デスクマットがあることでペンがより紙にフィットし、安定して書きやすくなります。紙にペンで書きやすくなるだけでなく、ほどよい弾力によって、ハンコも押しやすくなります。
    安定するのは、書き心地や押印だけではありません。キーボードが机の上で滑りにくくなり、タイピングも安定します。さらに、キーボードの打鍵音もデスクマットが吸収し、ある程度軽減することができます。
  • 気に入ったデザインのデスクマットを使うことで、モチベーションもUP!
    オシャレなデザイン、個性の強いデザインだけど強く惹かれるもの、個人的に思い入れがあるデザインなど、気に入ったデスクマットを使うと、ワークスペースの雰囲気が良くなり、仕事のモチベーションもきっと上がるはず。ほかにも、透明デスクマットに「推し」の切り抜きなどを挟んで飾り付けるのもいいかもしれません。デスクの上が推しで華やかになるだけでなく、周りの人に自分の推しをアピールできます。
    在宅ワークの場合には、デスクマットを敷くことで、作業スペースとプライベートスペースの境界を設けることができます。デスクマットのある作業スペースに座ることで、「よし、やるぞ」と、気持ちが仕事モードに切り替わりやすくなる効果も得られますし、生活にもメリハリが付けられます。

サイズは? 素材は? デスクマットの選び方

自分の用途にピッタリのデスクマットが欲しくなったけれど、どれを選べばいいかわからない! とお悩みの方に、ここでは、デスクマットを選ぶときに、注目すべきポイントを解説します。

机のサイズを確認しよう

まずはデスクマットを敷きたい机のサイズ(天板の幅と奥行き)を確認しましょう。机の面積に対して小さすぎると、デスクマットの恩恵を受けにくくなってしまう一方で、大きすぎて天板からダラリとはみ出てしまうようでは、見た目も使い勝手も悪くなってしまいます。

一般的に、横幅800~1200mm、奥行700mmであれば、キーボードやマウス、モニター下までをカバーできるでしょう。マウスやキーボードのエリアだけを部分的にカバーしたいのであれば、横幅600mm前後の小さいサイズがおすすめです。

素材選びは用途に合わせて

冒頭で説明した通り、デスクマットには様々な素材があり、それぞれに特徴があります。ここではその中から代表的な素材の特徴を紹介します。

革のデスクマットにはどのような特徴が?
革のデスクマットにはどのような特徴が?

PU(ポリウレタン)レザー:
 合皮でありながらも高級感があり、筆記作業が行いやすいのが特徴。耐水性があって、手入れがしやすいのもポイントです。

本革:
 耐久性が高めで、使い込むほど味が出て、革を育てる楽しみが味わえます。オンリーワンのデスクマットが欲しい人には断然おすすめです。ただし、ほかの素材のデスクマットよりも“いいお値段”ではあります。

PVC(ビニール):
 ほかの素材より比較的安価で、コストパフォーマンスはバツグン! ですが、多少ベタつきを感じることも。PUレザー同様、書き心地が柔らかく、耐水性があり手入れも簡単です。

アクリル(プラスチック):
 頑丈で傷に強いですが、少々重め。ハード素材なので書き心地は硬いものの、その分、ペン先が沈みにくく、ボールペンやシャープペンなどでも、滑らかな書き心地が味わえます。

シリコン:
 マットな質感で、光の反射を抑えたいときに適しています。カラーバリエーション(以下カラバリ)も豊富。デスク上のアイテムの滑り止め効果もあります。

布(ファブリック):
 柔らかく手触りが良く、マウスの滑りも良好なので、ゲーミング用途にも適しています。ただし、皮脂などの汚れがつきやすいのが欠点です。

フェルト:
 北欧調の、ナチュラルで温かみのある質感が人気です。柔らかめの素材でクッション性が高く、タイピング音や摩擦音を抑える静音性も期待できます。布同様汚れやすいのが惜しいところです。

コルク:
 ほどよいクッション性と滑りにくい素材の性質が、タイピングや筆記具を使用する際に効果的です。自然素材ならではの手ざわりも魅力的です。

厚さによる一長一短

薄いデスクマットは机になじみやすく、設置した際の違和感が少ないです。また、軽量で扱いやすいので、設置や撤去も簡単です。デスクを手軽に保護でき、ちょっとした汚れを防げます。ただし、薄すぎると安定感に欠けたり、強い衝撃で傷ついたりする可能性もあります。

シンプルな透明タイプや本革製など おすすめのデスクマット5選!

ここからは、デスクワークにもゲームにもおすすめできそうなデスクマットを5つ紹介します。

1.透明タイプのおすすめは、オフィス用品の老舗から!

ななめカット デスクマット 再生塩ビ OAタイプエコノミー DM-010FS(プラス)

価格:2,970円(税込)

オフィス用品の老舗プラス株式会社から発売中の、マウス対応の透明デスクマット。サイズは横600×縦450mmで、厚さは1.2mm。
光の反射を抑える半光沢タイプの再生樹脂(軟質ポリ塩化ビニル(PVC))素材を使用しており、マウスが使える特殊加工で、マウスパッド代わりにもなります。光学式もボール式も使えるので、マウスを買い替える必要もありません。お気に入りのマウスを使い続けることができるのがポイントです。
(マウスによっては、反応がにぶいこともあります。)

また、エッジ全周に、「ななめカット」加工が施されており、マウスパッドの段差で腕が痛くなりにくい、シャツの袖口が傷みにくいといった利点もあります。
透明なデザインで、机本来のデザインを生かせるほか、下にメモや書類、その他、推しの切り抜きやステッカーなどを挟んで使うこともでき、デスク周りのカスタマイズの幅が広がるので、利便性も上がりそうです。
今回紹介したDM-010FSのほかに、横1590×縦690mm(最大)の大判サイズなど、様々なバリエーションがあります。

2.ゲーミングにもおすすめの、おしゃれなPUレザー製!

MOT-DESKMAT(MOTTERU)

価格:2,680円(税込)(公式オンラインショップ価格)
価格:2,680円(税込)(公式オンラインショップ価格)

株式会社MOTTERU(モッテル)から発売中の、PUレザー製デスクマット。
水や液体をこぼしてもサッと拭くだけでOKな耐水性、温かい飲み物が入ったカップなどを置いても熱で変化しない耐熱性、さらに傷が付きにくい耐久性も備えています。子どもの学習机用、ランチョンマット的に使うなど、幅広く利用できるのがポイントです。
裏面には滑り止め加工が施されており、デスクマットがずれるなど、業務や集中を妨げる事態を避けられます。
2025年9月現在のカラバリは、「スモーキーブラック」「ラテグレージュ」「アイボリー」の3色で、作業スペースに合わせて選べます。いずれも、デスクが“映(ば)える”昨今主流のかわいいくすみカラーで、作業環境をおしゃれに彩り、モチベーションもアップできそうです。
現在発売中のラージサイズは横750×縦400mmで、厚さは約1mm前後。過去には横600×縦350mmのミニサイズも用意していましたが、残念ながら販売終了になってしまったようです。

3.“サステナブルな革”が、オフィスシーンに引き立つ!

デスクマット L ITD01(銀座 伊東屋)

価格:9,900円(税込)(公式オンラインショップ価格)(出典:銀座 伊東屋)
価格:9,900円(税込)(公式オンラインショップ価格)(出典:銀座 伊東屋)

素材には、皮革製品の製造時に出る端材を粉砕し、樹脂を混ぜ合わせて成形した、資材を有効活用するアップサイクル素材「ボンデッドレザーファイバ」を使用。2.2mmのほどよい厚みが特徴的です。
皮革の風合いを残し、均一に細かなエンボスの入った面と、シンプルな色合いがおしゃれさをアップ、様々なワークスペースに調和します。なお、カラバリはブラックのほかにも、ライトグレーとブルーを用意しています。彩度をおさえた色合いのラインナップは、控えめでありながらも、大人っぽく上品な印象をデスク周りに与え、仕事のモチベーションも上がりそうです。
サイズは横650×縦450mmで、筆記作業からPC作業まで、デスクワークをやさしくサポートします。

4.静音性と安定感をプラスする、HHKBに最適サイズのノンスリップマット!

NonSlip Mat for HHKB(バード電子)

価格:4,730円(税込)(公式オンラインショップ価格)
価格:4,730円(税込)(公式オンラインショップ価格)

HHKBのオプション製品を多く販売しているバード電子から、2025年秋に発売されたのが、「NonSlip Mat for HHKB」です。
素材は、耐久性と弾性に優れるマイクロセルポリマーシート(高機能ウレタンフォーム)を使用しています。厚さは3mmあり、デスク面にしっかり密着し、キーボードのズレを防止。タイピング時に発生する振動音を吸収し、周囲へのノイズを軽減します。
サイズは縦230×横320mmで、HHKBに最適なサイズとなっており、余分なスペースをとらず、機能性はもとより見た目もスマートです。

5.上品かつ洗練された黒が美しい、本革デスクマット!

HHKB栃木レザーデスクマット(ブラック)(PFU)

価格:34,800円(税込)(公式オンラインショップ価格)
価格:34,800円(税込)(公式オンラインショップ価格)

天然由来の植物タンニンでなめされた、最高級の「フルベジタブルタンニンレザー」を作る製革業者「栃木レザー」製の、上品かつ洗練された漆黒が美しい本革デスクマット。右下にはHHKBのロゴが控えめに刻印されています。
牛が生きているときに付けた傷やシボ(シワ)がそのまま残っている、天然皮革ならではの個性的な表情と、有害な化学薬品を一切使用しない、植物タンニンなめし製法による、独特の風合いを楽しめます。
使い込むほど色合いや艶などに経年変化が出てくるので、愛着もひときわ湧くのではないでしょうか。自分だけのデスクマットを“育てる”楽しさや、所有する喜びなども本革ならではの“お楽しみ”といえます。仕事をしていることで自然と革が育って、机に向かうモチベーションもきっと上がることでしょう。
サイズは横600×縦300mmで、厚さは約3.5mm。滑り止めシール6枚と、栃木レザーを使用した正規品の証である赤タグを付属。赤タグは、流通経路の追跡が可能なトレースナンバーを記載した、栃木レザーの証明です。

正規品の証 赤タグ
正規品の証 赤タグ

こだわりのデスクマットを見つけたら、キーボードにもこだわりを

お気に入りのデスクマットを選んでも、キーボードやマウスでスペースを占められたとしたら少し残念な気持ちになるかもしれません。テンキーをあまり使わない、という人にとってはその分コンパクトなキーボードを選べば、デスクスペースを有効に使えます。

例えば、現在発売中の「HHKB Studio」は、幅308×高さ41×奥行132mmと比較的コンパクトで、いわゆる「60%キーボード」のサイズ感です。

高性能コンパクトキーボードであるHHKB(Happy Hacking Keyboard)のコンパクトさとタイピング性能はそのままに、ポインティングスティックとマウスボタン、ジェスチャーパッドなどを組み込んだオールインワンモデルなので、マウスも不要なミニマルスタイルを実現します。

HHKB Studio

そのシンプルなデザインは、多くのデスクシーンにマッチします。こだわりのデスクマットやインテリアなどでワーキングスペースを整えているおしゃれ上級者には、キーボードのキー刻印を排除した「無刻印」モデルもオススメです。タッチタイピングを華麗に行い、手際良く仕事をこなしてゆく姿は、オフィスでも一目置かれることでしょう。

こだわりのデスクマットを見つけられたら、次はキーボードにもこだわってみませんか。

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