HHKBは「レトロかわいい」、そして「エモい」!
まつゆう*さんの感性があぶり出すHHKBの新しい魅力

インタビュー中のまつゆう*さんの写真

クリエイター、プランナー、モデルとして多方面で活躍しながら、持ち前の鋭い感性でピックアップした魅力的なモノやコトの情報を発信する「まつゆう*」さんは、バリバリのHHKBユーザーでもあります。まつゆう*さんのアンテナはHHKBのどこに反応したのでしょうか。詳しく聞きましょう。

HHKBはかわいくておしゃれ。特に「白」の配色が好き

「インタビュー中のまつゆう*さんの写真

――まつゆう*さんはいつも自由で多彩な活動をされています。最近はメタバースのVR空間にも活躍の場を広げていると聞き、驚くと同時に「さすが」という思いを新たにしました。

まつゆう*さん 知り合いからVRゴーグルをすすめられて買ったのがきっかけです。正直ゴーグルだけだと物足りなかったのですが、PCにつないでメタバースに入ってみたところ、その没入感があまりにも衝撃的で、一気にはまってしまいました。

――メタバースでDJもなさっているとか。

まつゆう*さん DJ、やってます。その空間で知り合った人たちに声をかけられて、リアルのイベントでも何度かやりました。メタバース人脈がリアルのお仕事につながることはほかにもあります。私としては、ただ遊んでいたらそれが楽しいことになってきちゃったという感じですね。仕事にしようという気はまったくなかったのに。

――「かわいい」や「レトロ」の発信などと同じように、自然に発展しているのですね。従来の発信やお仕事も同時進行しているのでしょうか。

まつゆう*さん しています。最近はファッションブランドやビューティブランドのデジタル施策をプランニングしたり、ガジェットを作ったり。あと、本の原稿を書いています。HHKBを使うのはそういうときですね。デザインなどの作業はノートPCのキーボードを使いますが、原稿やブログなど長い文章を書くときはHHKBを使っています。

――HHKBはいつからお使いですか。

手に入れたのは2年ほど前ですが、それ以前からHHKBのことは知っていて、「なんかレトロっぽいキーボードがあるな」と認識していました。最近、ゲーム用とかでライトがギラギラしているようなキーボードがあるじゃないですか。HHKBはその真逆をいくキーボード。私の中でHHKBは「レトロかわいい」に入ります。

――それは新鮮なHHKB評ですね。今までそう評した人はあまりいないのではないかと思います。

まつゆう*さん そうですか? HHKBはかわいくて、すごくおしゃれですよ。特に私も使っている「白」の配色が好き。フレームとキーが真っ白ではない、ちょっとレトロっぽい白なんですよね。それプラス、端のほうにあるキーの薄いグレー。この配色がすごくかわいくて、私は大好きです。

――純白の「雪」ではなくて「白」がお好きなんですね。確かに、古い外国のドラマに出てくる事務所に置かれているキーボードのような雰囲気があります。

まつゆう*さん そうですよね。80年代のMacintoshと並べるとセットに見えるような感じ。私がHHKBを欲しくなったきっかけが、まず「白」の配色でした。

HHKBの奏でる音を聞きながら、波に乗って文章を書ける

 HHKB HYBRID Type-S 日本語配列 白の写真

――HHKBを2年間使ってきて、どのような感想をお持ちですか。

まつゆう*さん HHKBの音がすごくいいと思います。「カタッ」のあとの「スポッ」ていう音、あれが好き。もともと私、音がカタカタカタカタ鳴っている環境が好きなんですよ。みんなで集まって仕事をするようなとき、誰かのキーボードがカタカタと音を立てていると集中しやすいし、安心感もあります。キーボートの音には癒しの効果があるんじゃないかなと思います。

私がHHKBを使うのは長めの文章を書くときなので、HHKBがカタカタカタカタ鳴っているリズムに合わせて書いているんですよね。そうすると早く書けるというか、波に乗ることができます。この「波をつかむ」感じが、すごくいいんですよ。

――打ち心地という点ではいかがでしょうか。

まつゆう*さん HHKBには「キーボード打ってるぞ」っていう感覚が強くありますね。キーのストロークが深くて、押しているのに「まだ行く?」みたいな感じ。最初は深いキーに慣れるのに少し時間がかかりましたが、打ってるうちにだんだん心地よく感じられてきて、今では「めっちゃ慣れちゃった」という状況です。

――お持ちのモデルは「HHKB Professional Hybrid Type-S」の日本語配列ですね。純白の「雪」には日本語配列の無刻印もありますが、無刻印への興味はありますか。

まつゆう*さん 無刻印、絶対無理なんですよ。というのも私、キーボードを左右1本ずつの2本指で打つんです。なぜかというと、最初のPCを勢いで買ってしまい、誰にも教わることなくホームページを作るなどしていたので、ブラインドタッチはもちろんのこと、キーボードが左右の指を全部使って打つものだということすら知らなかったんですよ。だから今に至るまで2本指。この高価なHHKBをわざわざ使っているというのに(笑)。

HHKBを使うことの「エモさ」を若い子たちにも知ってほしい

インタビュー中のまつゆう*さんの写真

――ブランドをプロモートする立場から見て、HHKBをどういう人に、どのように使ってほしいと思われますか。

まつゆう*さん 若い子たちにも使ってほしいなと思いますね。ゲーミングのギラギラしたキーボードもいいけど、HHKBというものがあると知ったら、「エモい」みたいなとらえ方をするんじゃないかなって。

――「レトロかわいい」に続いて「エモい」もまた、HHKBにとって新しいキーワードだと思います。

まつゆう*さん 今、フィルムカメラの「写ルンです」で写真を撮ることが若い子たちの間で流行ってますよね。だからきっとHHKBも「エモい」に相当すると思いますよ。エモいものに惹かれる90年代・00年代好きの若い子たちに、ぜひ使ってほしいなと思います。たとえば若い子が、noteやInstagramに投稿する前にHHKBで下書きしていたら、かなりエモいですよね。スマホで書けばいいことはわかりきっているのに、わざわざPCの前で、HHKBで打つっていう。

――しっかり書くぞというときのスイッチになるという、現実的な効果もあるかもしれませんね。

まつゆう*さん そうですね、何かのついでに済ませるということができないものってありますから。私自身、仕事はノートPCを使うことが多くても、構えて書きたいときはHHKBを使います。だから若い子たちにもHHKBの存在を知ってもらって、「かわいい! 今はすぐ買えないけど、いつか欲しい」みたいに思ってもらえたらいいなと思う。そこからHHKBで詩を書いたり小説を書いたりする子が出てきて、文学の賞を取るとかしたら、絶対かっこいいですよね。

――確かに。本日はまつゆう*さんならではの、それ自体がエモいHHKB評をありがとうございました。

[プロフィール]

まつゆう*

まつゆう* オフィシャルサイト:https://www.matsuyou.jp/

note まつゆう* / 松丸祐子 メタバースDJ:https://note.com/matsuyou/

Twitter:https://twitter.com/matsuyou

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