タイピング大会も開催!HHKBEERを片手に大盛り上がり HHKBファンとの交流会「第1回 HHKBar」イベントレポート

2023年8月5日、HHKBファンとの交流会イベント「第1回 HHKBar」が開催されました。会場は筆者が共同経営する原価BAR三田本店の2Fです。Twitterで募集をかけたところ応募が殺到し、抽選で15名に参加していただくこととなりました。

2019年、原価BARがHHKBタッチ&トライスポットに選ばれた時には、定期的にファン交流会をしていこう、というアイディアが出ていたのですが、その後、コロナ禍に入り何年も実現することができませんでした。やっと、今年、待ちに待ったリアル開催が実現できることになり、感無量です。

原価BAR三田本店で「第1回 HHKBar」を開催
「第1回 HHKBar」はHHKBタッチ&トライスポット「原価BAR三田本店」で開催されました。写真に写っているのはPFUの米国拠点から来日していたChaseさん。

まず1杯目は「HHKBEER」を手に乾杯しました。HHKBEERはHHKBとコラボしたオリジナルビールです。白ラベルはゴールデンエールでさっぱりとしながらもコクがある味わい、黒ラベルはブラウンポーターで深いコクとスパイシーな香りが楽しめます。普段もお店で販売しています。

HHKBeer 白ラベルと黒ラベル
HHKBEER 白ラベル(左)、黒ラベル(右)

続いて、自己紹介が行われたのですが、このようなイベントに応募して来るだけあって、皆さんキャラが濃すぎます。筆者はHHKBを使い始めて13年ですが、20年選手がごろごろいてびっくりしました。皆さん、HHKBは20年使っても壊れない、と口を揃えていたのが印象的です。このタフネスを考えると、HHKBの価格はやはりコスパがいいと言えますね。

もちろん、HHKBを買ったばかり、というユーザーもおり、年代もファン歴も異なる様々な人たちが一堂に集まっていました。HHKBという共通の「推し」があるメンバーなので、イベントの最初から一体感のようなものがあり、大いに盛り上がっていたのが印象的です。

軽食を摘まみ、お酒を飲みながら歓談タイムとなったのですが、なんとHHKBのファーストモデル「KB01」を持ってきたユーザーがいました。セカンドモデル「KB02」のユーザーにはお会いしたことがありますが、「KB01」とは激レアです。樹脂はやや黄ばんでいましたが、傷や汚れもない美品です。お宝ですね。

他には、HHKBのキートップを染めているユーザーもいました。塗装ではなく、染めているのです。しっとりとした手触りで、落ち着いた発色です。今後の商品化も検討されているとのことだったので、とても楽しみです。原価BARカラーの赤色でキーを揃えてみたいところです。

染色したオリジナルキートップ
HHKBのキートップを染めているユーザーもいました。

続いて、ライトニングトークが行われました。トップバッターはキム・ジュヒョンさんで、テーマは「キーボードと私」。キムさんは2007年から韓国のキーボードコミュニティで活動しており、ヴィンテージキーボードを収集しているそうです。韓国でHHKBの情報を積極的に発信しており、HHKB 20周年のミートアップでは「HHKBの魅力について」というテーマで登壇もしていただきました。

HHKBのキーマップも自分が使いやすいように変更しています。カーソルキーを横一列に配置し、「HH」キーを左上に配置するなど、ユニークな配列でした。

ライトニングトーク1人目 キム・ジュヒョンさん
ライトニングトーク1人目はキム・ジュヒョンさん。
おすすめのキーマップ
今回のキムさんは、HHKBに慣れるためのセッティングを紹介してくれました。

リューツー・クドイさんは、「よい姿勢でHHKBを打鍵したい!」というテーマでトークしてくれました。クドイさんはシステムエンジニアでHHKB HYBRID Type-Sを愛用しており、HHKB歴は2年8か月です。

手元にHHKBを置き、ノートPCは高い位置に設置して猫背にならないように工夫しているそうです。たしかに、HHKBはコンパクトなので、意識して姿勢を正した方が快適に入力できるかもしれません。

ライトニングトーク2人目 リューツー・クドイさん
ライトニング2人目は、リューツー・クドイさん。
リューツー・クドイさんのHHKB利用環境
クドイさんのHHKB利用環境の写真です。

3番目に登壇したのは三井一能さんで、テーマは「HHKBありがとう」。HHKBは初代HHKB、Professional2 Type-S、Professional BT、Professional HYBRID Type-Sの4台を所有しています。初代、というのがしびれますね。初代HHKBはなんと娘さんが小学3年生の時にタッチタイピング練習用として使っていたそうです。

三井さんはDvorak(ドヴォラック)という配列で文字を入力しています。一般的な「QWERTY(クワーティ)配列」とまったく異なる配列で、習得するまでに3年かかり、人にはお勧めしないとのこと。しかし、なんと中学3年生になった娘さんも初代HHKBでDvorakを練習しているとのこと、将来有望ですね。

ライトニングトーク3人目 三井一能さん
ライトニングトーク3人目は三井一能さん。
HHKBをDvorak配列で利用するためのキーマップ
HHKBをDvorak配列で利用していました。

4人目は、「私とHHKB」というテーマで元村和史さんが語ってくれました。お仕事は人工衛星データ解析で、HHKB歴は約5年とのこと。無刻印の墨色HYBRID Type-Sに加え、HHKB専用の亀甲名栗(きっこうなぐり)木製パームレスト、ポインティングデバイスはKensington Expert Mouseを利用しています。無刻印HHKBの「0」と「5」、「Ctrl」キーのみを異なる色にしており、数字入力をしやすく工夫されていました。

ライトニングトーク4人目 元村和史さん
ライトニングトーク4人目は元村和史さん。
HHKBと亀甲名栗木製パームレスト&キーボードルーフとマウス
無刻印ユーザーですが、一部キーのカラーをカスタマイズしていました。

最後に、筆者も登壇させていただきました。皆さんHHKBのヘビーユーザーなので、自分とHHKBについてです。HHKBを長年使っていること、快適に入力できるので、入力速度が向上したこと、それらが収入増につながったこと。数あるHHKB関連アイテムを使っていますが、入力スピードを上げたいなら吸振マットとパームレストが有効、といったことをお伝えしました。

ライトニングトーク5人目 柳谷智宣さん
筆者もライトニングトークに登壇させていただきました。

続いて、タイピング大会が開催されました。4台のPCを並べ、全員参加でトーナメント戦を行ったのです。もちろん、キーボードはHHKBの英語配列。自前のHHKBを持ってきた人は、繋ぎ変えてもOKです。

ユーザー同士で対戦できるタイピングアプリを利用しました。表示された文章を早く入力できたユーザーが1ポイントゲットし、予選は10ポイント先取で勝ち抜けとなります。

皆さん、平均よりは入力スピードが速いのですが、何人か高速タッチタイピングできる方がいて、サクサクと勝負が決まっていきます。

大会中は皆さん歓談されているかと思いきや、全員対戦にくぎ付けです。10ポイント先取の短期戦なので、見ている側も面白いです。特に、実力が伯仲している組は手に汗を握ります。

タイピング大会を実施
PC4台を用意して、2試合ずつ行いました。
10ポイント先取した方が勝ち進みます
10ポイント先取の短時間ですが、手に汗握る戦いが繰り広げられました。

筆者も参加させていただきました。25年間ライターとして執筆しているので、タッチタイピングはできます。何とか決勝まで勝ち残ることができました。決勝戦は佐藤さんと対戦したのですが、筆者の2倍は速く、何もできずに負けてしまいました。

優勝者の商品は桐箱に入ったHHKBの「ESC」キートップです。しかも、なんと金メッキされており、まばゆく輝いていました。とても羨ましかったです。筆者は準優勝として、HHKBのオリジナルTシャツをいただくことができました。

タイピング大会優勝者の佐藤さん
優勝した佐藤さん。

最後に、PFUからのお知らせがありました。なんと、8月3日からHHKB公式のLINEスタンプが販売(https://store.line.me/stickershop/product/23844006/ja)されていたのです。イベントに合わせて販売を開始したそうで、みんなその場で購入し、楽しんでいました。

公式キャラクター「HHKBOY」がカウボーイに扮し、様々なスタンプ全32種類が収録されています。「了解です」のような普段使いできそうなものから、「キーボードは一生モノ」や「無刻印」といった使いどころが狭そうなスタンプまで揃っています。HHKBユーザーにはぜひヘビーユースしてほしいところです。

HHKBのLINEスタンプ
HHKBOYの公式LINEスタンプが販売されています。

HHKBのイベントにはプレス側もユーザー側もいろいろと参加してきましたが、「第1回 HHKBar」もとても楽しく盛り上がりました。特に、タイピング大会は楽しかったです。改めて、HHKBユーザーの熱量に触れられました。いつか、第2回の開催を期待したいところです。その際は、ぜひ皆さんも参加してください。

HHKBar参加者の皆さんとスタッフ
とても盛り上がった「第1回 HHKBar」イベントでした。
\HHKBは、購入前にレンタルしてお試しいただけます!/

HHKBは、以下からご購入いただけます。

  • 各ECモールには、「PFUダイレクト」で出店しています。
    必ず、販売元が「PFUダイレクト」であることをご確認ください。

執筆者

柳谷 智宣

IT・ビジネス関連のライター。Windows 98が登場した頃からPCやネット、ガジェットの記事を書き始め、現在は主にビジネスシーンで活用されるSaaSの最先端を追いかけている。飲食店や酒販店も経営しており、経営者目線でITやDXを解説、紹介する。

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