繋がりが広がる。好きが連鎖する。拡張された家族が集う「CASE Shinjuku」~HHKB愛に溢れた場所~

HHKBタッチ&トライスポットである「CASE Shinjuku」。
HHKBのTシャツを着てHHKBを持っている…トップの写真を見て気づかれた方もいらっしゃるかもしれませんね。そう、実は「CASE Shinjuku」は、HHKB好きの方が多くいらっしゃるコワーキングスペースなんです。

というわけで今回は、スタッフや常連の皆さんに、CASE Shinjukuの魅力と皆さんの“HHKB愛”をうかがいました。その内容をたっぷりとご紹介します。

高田馬場駅からすぐにHHKB愛にあふれたコワーキングスペースがある

高田馬場駅から徒歩2分、一階にケンタッキー・フライドチキンが入っているビルの4階にあるコワーキングスペース&シェアオフィス「CASE Shinjuku」は、ふらりと入りやすい、とてもアットホームな場所です。受付を済ませたら、目の前にはHHKBシリーズがずらりと並んだ棚があり、誰もが試してみることができます。
PFUの公式タッチ&トライスポットなのですから当たり前だと思われるかもしれません。 確かにそうなのですが、実は、ここでは、タッチ&トライスポットになる以前から、ずっとHHKBのファンとしてプライベートで愛用していた、CASE Shinjukuの運営会社の田中健一朗さんが、自分のキーボードをユーザーに使ってもらえるようにしていたのです。いわば、自主的なタッチ&トライスポットですね。

HHKBシリーズと松葉製作所の木製パームレストが並ぶ、タッチ&トライ・コーナー。ステッカーや簡単な説明も用意されている。

「このスペースは2013年に創業したので今年で11年目になるのですが、HHKBを置いたのは2023年のHHKBユーザーミートアップのあとです。イベントで、なんと『HHKB Studio』が当たっちゃったんです。でも、既に買っていたので、2台になっちゃって。だったらより多くの人に使ってもらいたいと思って、ここに置くことにしたんです。 新機種が出るたびに買い替えていたから、『HYBRID Type-S』も宙に浮いてましたし、過去に持っていたものも合わせて、展示して貸し出しするようにしたんです」と田中さん。

田中さんがカスタマイズしたHHKB Studioは、フロントのボタンがチタン製。

コワーキングスペースやシェアオフィスでは、当然、パソコンを使った作業をするユーザーも多いため、キーボードの貸し出しは助かるという方も多いでしょう。また、HHKB Studioが気になっていたという方、単に使ってみたいという興味で借りる方なども多いそうです。

今回の取材に応じてくださったCASE Shinjukuのみなさん。左から田中健一朗さん、森下ことみさん、山﨑由夏さん。

「『HHKB Studio』は、発売当初、ずっと品薄状態でしたから触れるところも少ないかなと思っていました。それで、興味がある人に来てもらえたらいいなという感じで置き始めたんです」と田中さん。 お話しの通り、自主的にHHKBを広めてくださっているスペースだけに、スタッフの方々、さらには、常連のユーザーまで、HHKBのTシャツを着て私たちを出迎えてくだり、その対応の熱さには、こちらが照れるほどでした。そのくらい、HHKB愛に溢れたスペースなのです。

登録無し、予約無しでふらっと立ち寄れるコワーキングスペース&様々な特典がある会員制シェアオフィス

コワーキングスペースは約50坪。奥にはずらりと並んだ貸し出し用のディスプレイが見える。仕切りの無い広々した空間が気持ちいい。

「CASE Shinjuku」は、高田馬場という場所柄なのか、明るく広々とした空間のおかげなのか、堅苦しいムードが全くなく、居心地の良いサロンのような空間です。広いフロアは大きく二つに仕切られ、入り口から入ってすぐにはパーティションなどもなく、大小様々なデスクが並ぶコワーキングスペースです。 広さは約50坪(約150㎡)。さらに、入り口に向かって右手奥はこちらも50坪のシェアオフィススペースになっています。オフィスのユーザーはコワーキングスペースにも自由に出入りできるので、ますますサロン的な雰囲気になるのかも知れません。

こちらはシェアオフィスのスペース。シェアデスク、固定ブース、個室オフィスの3つの契約方法がある。

20台ほどの貸し出し用のディスプレイが無料で使えることも特長の一つ。大型のディスプレイが使えて、HHKBも使えるのですから、小さなノートパソコンや、タブレットだけ持っていっても快適に作業できるというわけです。

コワーキングスペースは、予約無し、会員登録無しで使うことができます。料金は1時間未満500円~。3時間以上は一律2,000円です。さらに回数券まで用意されているというサービスのよさです。そして、フリードリンク&レストエリアの充実ぶりに驚きました。ウォーターサーバーは水だけでなく90~93℃のお湯も出るので、カップスープなども楽しめるようになっています。 デロンギのエスプレッソマシンも1杯50円で利用可能。そして、コワーキングスペースでの導入は多分、都内でも最初ではないかという早い時期から、バルミューダの「BALMUDA The Toaster」が設置されているのです。パンを持ち込めば誰でも試すことができますから、HHKBだけではなく、こちらもまず使ってみて購入が検討できますね。

電子レンジ、電気ケトル、エスプレッソマシン、バルミューダのオーブントースターまで並ぶリフレッシュコーナー。

シェアオフィスの方は会員制で、入会金として月額利用料の一か月分を支払う必要があります。シェアデスク、固定ブース、個室オフィスの3つのプランがあり、シェアデスクは月27,500円、固定ブースは月55,000円~、個室オフィスは月151,700円~となっています。この立地で、月27,500円でシェアデスクが使えるというのはかなりリーズナブルではないでしょうか。実際、この近辺にオフィスを構えていた方が、こちらに移って来られるケースもあるそうです。
また、シェアオフィスを借りて会員になると、コワーキングスペースへのゲストの招待が無料になったり、会議室が無料で使えたりと、様々な特典があります。
※料金について詳しくはホームページをご確認ください。
URL:https://case-shinjuku.com/system

「こんなに広い空間なのに、ワンルームとか借りるより安く利用できるのがいいんですよ。広さってやっぱり重要で、この解放感は事務所を借りてたらとても味わえません」と「CASE Shinjuku」を起ち上げた時からのユーザーである中西晋吾さん。 毎日、近くで別の仕事をしている人がいるから、コミュニケーションが取れるのも良かったそうです。「知り合った人に、田中さんと一緒になって、HHKBを布教したり」と中西さんは笑います。

ユーザーやスタッフの緩い繋がりがHHKB沼の入り口

古くからのシェアオフィス・ユーザーであり、田中さんをHHKBへと誘った中西さん(左)と、二人に沼に引きずり込まれた、やはり常連ユーザーの土井康二郎さん(右)。二人が着ているTシャツにも注目。

「元々はHHKBを使っていたのですが、矢印キーがないのに慣れなくて、『REALFORCE』ユーザーになっていました」と田中さん。
「中西さんは、ぼくがキーボードオタクだということに気がついて、ミートアップに誘ってくれたんです。二回目か三回目のミートアップだったと思います。それでまたHHKBを使うようになって、いつの間にか矢印キーを克服していました」

田中さんをHHKB沼に誘った中西さんは、メンブレン時代のHHKBからのユーザーなのでした。

「ウチは結構、月額のメンバー様とスタッフや、メンバー同士が、緩く繋がっているんです。それで、会話のきっかけのような感じで、お客様にHHKBを勧めたりもします。だから、タッチ&トライスポットにしていただいたのはありがたかった。人と人を繋ぐキーボードという感じもしますし、ネームバリューもあって、会話のきっかけになるんですよ。仕事の場でもあり、コミュニケーションを大事にしたい場所でもあるので、HHKBはぴったりなんです」

スタッフとユーザーの距離が近いのも、ここのシェアオフィスの特長。

以前、シェアオフィスの会員で今も時折利用するという土井さんは、ここで中西さんと田中さんに進められて、HHKBのヘビーユーザーになってしまったと言います。交流がしやすい環境の中で、具体的な仕事道具であるキーボードは、話題にしやすいアイテムなのでしょう。

そういう場所だけに、スタッフの皆さんもキーボードにはそれぞれ思い入れがあるようです。

HHKBの貸し出しなどに対応する山﨑さんのHHKBは、キートップがピンク色。
業務用に使われているREALFORCEの派手なキートップ。「会社に来たら、これになってたんですよ」とCASEの代表取締役である森下さん。「たまたま手元にあったキートップが緑と赤だったんですよ」と田中さんは笑っていました。
裏に和田先生のサインが入った、田中さんの「HHKB Studio」。

アットホームな空間で味わう充実した設備とサービス

パーティーで子どもに配ったりするオモチャも用意されている。いつの間にか常連さんが、色々置いていくのだそう。

取材していて思ったのは、このスペースの居心地の良さと、ユーザーさんたちの感じの良さです。オフィス街や渋谷、青山といったあたりのコワーキングスペースとは、少し空気が違っているように感じたのです。遊びと仕事がシームレスに繋がっている空間といえば伝わるでしょうか。みなさんがリラックスして空間を利用している感じなのです。

ユーザーさん達が仕事で作った本などが置かれている本棚スペースもある。大手出版社から出た豪華本などもあり見応え十分。

「高田馬場という場所柄もあると思います。ウチを利用される方にも、大学へ通うのにこの辺を利用していて、就職後もこの辺りに住んでいるという方が多いんです。それで、話が通じやすいというのはあるようです。それに穏やかな方が多いんですよ」と言う森下さん。田中さんはCASEとは別の施設の責任者ですが、自宅も高田馬場にあるため、休みの日はほとんどCASEにいるそうです。

拡張された家族が集う場所を目指して

この場所で11年前に「CASE Shinjuku」を起ち上げた森下さん(右)、おそろいのHHKB 25周年記念Tシャツを着る田中さん(左)

田中さんは、この場所を使う方々を「拡張された家族」と考えているそうです。例えば、事務所や自宅で一人きりで仕事をしていたら、「これはどうなんだろう?」といった、ちょっとした問題を聞く相手がいません。ここなら、様々な業種で仕事をされている方がなんとなく顔見知りのような形で集まっているので、利害関係がなく信頼できる相手として気軽に相談できます。そんなふうにユーザー同士が緩やかなコミュニティの中で繋がっている形。昔の、出掛ける時におじいちゃんに子どもを見てもらうといった家族の繋がりが広がったような関係ということなのでしょう。

ずらりと並ぶ酒瓶。よく見ると、かなりいい酒が揃っている。これらは毎週火曜日に行われるバータイムで飲むことができる。

棚に沢山のお酒のボトルが並んでいるのはコワーキングスペースとしてはかなり珍しい風景でしょう。これはコロナ禍の中で、家にお酒をたくさん置くわけにいかなくなったユーザーが持ち込んだところから始まり、最初は、ハーフショット500円とかでみんなで飲んでいたそうです。今は毎週火曜日に、「今日はこのボトルを飲みましょう」といった形でバータイムが開催されています。
「原価相当のキャッシュオンでみんなで飲んで、お金が貯まると、また新しいお酒を買うというエコシステムが廻っているんです」と田中さんが謎のシステムを説明してくれました。(笑)

ディスプレイもあれば、バルミューダのオーブントースターやオモチャ類、お酒もあって、HHKBもあるコワーキングスペース&シェアオフィスというのは、それこそ、高価なキーボードの打ち心地はどんなものだろうと試しに行くのにとても似合っているように感じました。まだ、純粋に仕事で借りるというより、試してみたいという方が多いとのことです。まだ全台が出払うことはないらしいので、ガッツリと使ってみたい人は今がチャンスかも知れません。HHKBで仕事ができるスペースとして、覚えておきたい場所ですね。

CASE Shinjuku
東京都新宿区高田馬場1-28-10 バンフォーレ三慶ビル4階
TEL 03-6302-1515
https://case-shinjuku.com

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