ぺかそ&びあっこが厳選!2024年最新クセ強自作キーボード

ぺかそ&びあっこが厳選!2024年最新クセ強自作キーボード

パソコンの周辺機器の中でも近年話題を集めているキーボード。
特にゲーミングデバイス市場の拡大によるゲーミングキーボードジャンルの加熱はすさまじく、家電量販店でもゲーミングデバイスの大きなコーナーが出来上がっているのを見たことがあるかもしれません。
今では一般的になったテレワークやフリーアドレスの普及により、ゲーム以外でも仕事で使うキーボードにこだわる人も増えてきました。

そんなキーボードブームの裏に、「自作キーボード」なるものが存在していることをご存じでしょうか。名前から想像できるように「自作PC」などと同じようにパーツを集めて自ら作り上げていくタイプのキーボードですが、完成する自作キーボードは他とはちょっと違った特徴があります。

究極のカスタマイズ性があるキーボード

組み立て式キーボード

形態は様々ですが、国内の自作キーボードの多くは基本パーツが含まれたキットになっています。別途個人の好みによるキースイッチやキーキャップなどと組み合わせて自分だけのキーボードとして仕立て上げることが必要です。
ものによってははんだごてが必要な組み立て作業がありますが、自分の手で組み立てたキーボードはより一層愛着がわくことでしょう。

配列もユニーク。左右分離型という両手に分かれている物も

物理的なキーの並びが一般的なキーボードからかけ離れた配列を持つものも存在するのが自作キーボードの特徴です。またキーボードが左右半分に分かれている「左右分離型」の配列を持つものもあります。多くはソフトウェアによるキーマップカスタマイズにも対応しているため、「自分に合ったキーボード配列」を追求することも醍醐味です。
少ないキーは同時押しなどで補うなど変則的な配列に最初は戸惑うことがあるものの、慣れると指の移動を最小限に高速入力ができるようになります。

国内の「クセ強自作キーボード」

日本国内では海外と比べて、小さく変則的な配列を持つ自作キーボードが多いことが特徴です。その上国内のコミュニティでは新しく自作キーボードをゼロから設計するためのノウハウが広く公開されており、なかなかクセの強い自作キーボードが存在しているのも特筆するべき点です。そこで本記事ではその中でも最新のクセ強自作キーボードをご紹介します。

Corne v4

黒の左右分離型キーボード

2018年に初代がリリースされ、今もなお人気のあるベストセラー自作キーボード。最新版のv4では設計が一新され、組み立てが非常に簡単になった。左右分離型で両手あわせて42キーというコンパクトさながら、親指を活用したキー入力ですべてのキー入力を補う。

遊舎工房販売ページ:
https://shop.yushakobo.jp/products/8961

GitHub:
https://github.com/foostan/crkbd

Ambitent

中央が45度に傾いたキーボード

中央に配置された45度に傾いた特徴的な配列のテンキーが特徴的な自作キーボード。キーボード全体が立体的に配置されたケースが魅力。中央のテンキーによって両手に適度なスペースが生まれるほか、隙間からのぞくRGB LEDのライティングがかっこいい。

紹介ブログ:
https://cerbekos00.hatenablog.com/entry/ambitent

BOOTH販売ページ:
https://cerbekoskeyboard.booth.pm/items/5713898

MonkeyPad

赤いトラックボールが付いた左右分離式キーボード

ヒンジを用いて自分に適した傾きで使うことができる左右分離型キーボード。親指部分の機能がモジュールになっており、トラックボールやジョイスティックなどに組み替えることができるのがユニーク

遊舎工房販売ページ:
https://shop.yushakobo.jp/products/8411

BOOTH販売ページ:
https://monkeypad.booth.pm/items/5517830

REVIUNG53

黄色の53キーキーボード

一見すると一般的なキーボードのような見た目だが、実際には半分の53キーしかないコンパクトな配列の自作キーボード。アクリルプレートを入れ替えることによって好みの色のキーボードに仕上げることができるのが魅力

遊舎工房販売ページ:
https://shop.yushakobo.jp/products/4390

SparrowDial

中央に丸いトラックパッドが付いたキーボード

キーボード中央に汎用のマイコンモジュールであるM5Dialを採用したユニークな自作キーボード。マイコンに搭載されているタッチパネル液晶をトラックパッドとして使うことができる

紹介ページ:
https://74th.hateblo.jp/entry/sparrowdial

BOOTH販売ページ:
https://74th.booth.pm/items/5525751

KillerWhale

立体的なカラフルキーボード

キーボード部分が大きく盛り上がった立体的な形状が目を引く片手キーボード。2台を接続すると左右分離型キーボードとして使用することができる。(写真は2台使用したもの)片手36個のLEDによる豪華なイルミネーションも魅力

遊舎工房販売ページ:
https://shop.yushakobo.jp/products/7948

Timothy

白色の立体左右分離型キーボード

3Dプリント製のケースで実現した立体的な形状の左右分離型キーボード。親指のキーが一段下がった形状になっているので楽に入力できるのが特徴。別売りの専用パームレストとキーキャップも用意され、シンプルな見た目に統一することもできる

BOOTH販売ページ:
https://geek-rabb1t.booth.pm/items/4213539

紹介ページ:
https://note.com/geek_rabb1t/n/n2de5a0391c1a

おさかなキーボード

魚型キーボード

涼し気な半透明ケースと、オリジナルのキーキャップによって魚の形になっているユニークな自作キーボード。32キーという極小の配列だが独自の「大西配列」ですべてのキーを賄うことができる。キーボード自体が組み立て済みですぐ使用できるのも魅力

公式ページ:
https://o24.works/fish

自作キーボードとHHKB Studioの意外な関係

メカニカルキースイッチの採用やポインティングスティックの搭載などこれまでのHHKBシリーズとは一線を画す進化をしたHHKB Studioは、企画段階から自作キーボードの存在に強く影響されたとのこと。交換可能なメカニカルキースイッチの他、HHKB HYBRIDで初搭載され、Studioで大幅な強化がされたキーマップ編集機能もそのうちの一つ。
そんなHHKB Studioは濃厚な自作キーボードのカスタマイズ性を手軽に体験することのできるキーボードとしておすすめです。タッチ&トライスポットゲオあれこれレンタルで試しに使ってみることもできます。今回紹介した自作キーボードと合わせてぜひチェックしてみてください!

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