ポインティングスティックの使い方をマスターしよう!作業効率化のヒントを紹介
Webサイトの閲覧やPowerPointでの資料作成など、PC操作のあらゆる場面においてマウスやキーパッドは欠かせないインターフェースです。
しかし、これら以外にも「ポインティングスティック」というインターフェースがあることをご存知でしょうか。一部のノートパソコンやキーボードに搭載されているポインティングスティックは、マウスやキーパッドにはない独特の操作感があり根強いファンも存在します。
本記事ではポインティングスティックの基本的な機能や使い方はもちろん、作業効率化に役立てるためのヒントも詳しくご紹介します。
ポインティングスティックとは
ポインティングスティックとは、マウスやトラックパッドのような役割を果たすデバイスであり、キーボードの中央部、「G」キーと「H」キーの間に搭載されています。
画像では丸いボタンのように見えますが、ポインティングスティックはボタンのように押すのではなく上下左右に傾けて操作します。
また、キーボードの下部には3つのマウスキーが搭載されており、これらのボタンとポインティングスティックを組み合わせることでマウスと同じような操作が可能となります。
ポインティングスティックといえば「ThinkPad」で有名なレノボジャパンの「トラックポイント」をイメージする方も多いと思いますが、レノボジャパン以外においてもポインティングスティックを搭載したキーボードは存在します。
ポインティングスティックの活用法
先述の通り、ポインティングスティックはマウスやトラックパッドと同じような役割を果たす入力デバイスであり、具体的には以下の操作が可能です。
カーソル(マウスポインタ)の移動
画面上に表示される矢印のカーソル(マウスポインタ)の位置を移動することができます。
この際、ポインティングスティックを傾ける度合いや強さに応じてカーソルの移動速度を調節することも可能です。
【使い方】
カーソルを移動させたい方向にポインティングスティックを傾ける
左右のマウスキーでクリック操作
ちなみに、スティック自体にクリック機能を設定できるキーボードも存在します。
クリック機能を設定しておくと、ポインティングスティックを真上から押した時にクリック判定されます。
- HHKB Studioで利用する場合は、キーマップ変更ツールで「Pointing Stick Button」を有効にします。
スクロール
Webサイトの閲覧や文章作成などの際にページをスクロールすることもできます。
こちらもカーソルの移動と同様、ポインティングスティックを傾ける度合いや強さに応じてスクロールの速度を調節可能です。
【使い方】
中央のマウスキーを押した状態でポインティングスティックを上下に傾ける
Excelや画像作成ツールで左右スクロールを行いたい場合は、ShiftキーやCtrlキーとあわせてスクロールをすれば、キーボードだけで操作が完結します。
拡大・縮小
小さな文字や画像を見やすくする際に便利な拡大や、ページ内に多くの情報量を表示できる縮小もポインティングスティックで簡単に操作できます。
【使い方(Windowsの場合)】
拡大:中央のマウスキーとCtrlキーを押した状態で、ポインティングスティックを上に傾ける
縮小:中央のマウスキーとCtrlキーを押した状態で、ポインティングスティックを下に傾ける
【使い方(Macの場合)】
拡大:中央のマウスキーとcommand(⌘)キーを押した状態で、ポインティングスティックを上に傾ける
縮小:中央のマウスキーとcommand(⌘)キーを押した状態で、ポインティングスティックを下に傾ける
ポインティングスティックを活用するメリット
マウスやトラックパッドの代わりにポインティングスティックを活用することで、どういったメリットが期待できるのでしょうか。
作業スペースを有効に活用できる
キーボードのほかにマウスを使用する場合、マウスの操作スペースも確保しなければならずデスクの上が狭くなってしまいます。
書類を広げた状態でPCの作業を行う場合や、移動中の車内でPCの作業を行う場合などはマウスが邪魔になってしまうこともあるでしょう。
しかし、ポインティングスティックを搭載したキーボードであればマウスの操作スペースが不要でキーボード本体のみで操作を完結できるため、限られたスペースでも作業効率が低下する心配がありません。
細かな移動がキーボード上で行える
Webサイトのリンクやアプリケーション内のメニュー項目を選択する際、キーボードのTabキーを活用することで素早い移動・選択ができます。
しかし、たとえば当該項目の右隣へ移動したいのに、Tabキーの操作だけでは一番下まで移動してから右側の項目に移動しなければならないといったケースも少なくありません。
Webサイトやアプリケーションによってはカーソルキーで移動できる場合もありますが、その方法がすぐに分からなかったりカーソルキーでの移動に対応しているか判断がつかないこともあります。
こういった歯がゆい場面でも、ポインティングスティック搭載のキーボードであればマウスに持ち替えることなくスムーズな操作ができます。
タブレットやスマホのタップ操作がキーボード上でできる
タブレットやスマホで長文を作成する際などは、外付けキーボードを接続することで作業効率アップが期待できます。
しかし、たとえばメモ帳からブラウザといったようにアプリを切り替える際やアプリ内のメニューを選択する際には、画面を直接タッチするか別途マウスやトラックパッドを接続して操作しなければなりません。
ポインティングスティックが搭載されたキーボードであれば、ホームポジションから指を離して画面をタッチする必要がないほか、マウスやトラックパッドがない状態でもキーボードのみで操作を完結できます。
ポインティングスティック+ジェスチャーパッドで操作性を向上した「HHKB Studio」
ポインティングスティックを活用し作業効率アップを目指したい方には、All-in-Oneキーボード「HHKB Studio」がおすすめです。
ポインティングスティックだけでなく、独自のインターフェース「ジェスチャーパッド」も搭載しており、これらを併用することでカーソル移動やスクロール、拡大・縮小はもちろんのこと、ボリューム調整、画面の切り替えなどの操作も直感的かつスムーズに行えます。
本体サイズは幅308mm、奥行き132mm、高さ41mmというコンパクトさを実現しており、限られたスペースでも生産性を落とすことなく効率的な作業をサポート。
ポインティングスティックの操作に慣れている方はもちろん、従来のキーボードよりも操作性にこだわりたい方、業務効率をアップさせたい方にもおすすめのキーボードです。
なお、「HHKB Studio」は手頃な料金でレンタルすることもできるため、「本当に自分に合ったキーボードなのか不安」、「使い心地を確かめたうえで購入したい」という方にとっても安心です。
ポインティングスティックを搭載した高品質のキーボードをお探しの方は、「HHKB Studio」も候補にぜひご検討ください。
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