「Happy Hack! ~僕らのライフスタイル~」始動! - HHKBの魅力に迫る新番組 初回ゲストは松村太郎さん

HappyHack! ~僕らのライフスタイル~ supported by HHKB

みなさん、初めまして。テックメディア「ガジェタッチ」のリンクマンと申します。今回、我々ガジェタッチとHHKBとのコラボYouTube番組「Happy Hack! ~僕らのライフスタイル~」がスタートしました。

この番組はHHKBを愛用するゲストの方々をお招きして、なぜHHKBを選んだのか、キーボードへのこだわり、キーボードを中心とした仕事道具やライフスタイルについて、とことん語ってもらうキーボード中心のライフスタイル・バラエティ番組です。

そう、単なるインタビュー番組ではなく、キーボードに対する熱い愛を語ってもらう番組なのです。

個人的にもなかなかチャレンジングな企画だとは思っていますが、HHKB User Meetupの熱気などを見ていても、キーボードに情熱を持っている人はきっと、キーボードにフォーカスした内容でも見てもらえるのではないかと思い企画しました。ゲストの方のキーボード愛からくる、ある種の変態的なこだわりに迫っていければと思っています。

初回ゲストは松村太郎さん HHKBを選んだ理由を語る

「Happy Hack! ~僕らのライフスタイル~」の記念すべき第1回目のゲストはジャーナリストの松村太郎さん。ガジェタッチのメンバーの一人ではありますが、HHKBを17年愛用しエバンジェリストでもあり、キーボードをこよなく愛する人物です。

HHKBは憧れだったと話す太郎さんが最初に使ったのは「HHKB Lite2 for Mac」。まだ若く、そこまでキーボードにお金をかけられなかったけど、「いつかはHHKB」という思いから購入したそうです。

その後、HHKB Professionalを購入する太郎さんですが、そんな中でもHHKBにハマり、今でも愛用する理由は「打鍵感」だと話します。大学で学んだ人間工学の授業から、キーボードの使い勝手の良さの重要性は理解していたものの、HHKBだけがその一歩先にある心地良さ、一体感によるストレスなく長時間タイピングできるところに大きな発見があり、この沼に入ってしまったと語ります。

多い時は1日8時間、10万文字、20万打鍵するという太郎さんにとって、疲れ具合が違うことも大きなポイントだと指摘します。特に太郎さんは手首にガングリオンがありますが、HHKBを使っていると悪化せず、手首への負担も少ないと感じているそうです。

HHKBの形状について熱く語る松村太郎氏

2011年に活動の拠点をアメリカに移す際、日本から持っていったのは、HHKBとScanSnapだけだったそうです。本当はもっとたくさんのガジェットを持っていくはずが、家族に仕分けされてしまったということですが、この2つだけは死守したというのは、なんとも太郎さんらしいエピソードでした。

太郎さんの話を聞いていて、やはり、毎日記事の執筆や仕事のやり取りで使うキーボードに対するこだわりは相当なものがありますね。車の運転にも例えていましたが、キーボードと自分との一体感、リズムが生まれるという話は個人的にも共感しかなかったです。指の動きと入力とが一致するこの気持ちよさはHHKBの大きな魅力だと思います。

HHKBが欲しい!“家庭内稟議”対策委員会

続いて、「HHKBが欲しい!“家庭内稟議”対策委員会」と題した企画を用意しました。HHKBを買いたくても家庭内で理解が得られない人のために、太郎さんに家庭内稟議を通すべく、いくつかの想定質問に答えていただき、これから購入する人に参考にしてもらおうというコーナーです。

実際このコーナーでは、3つの質問をしてみました。まず最初の質問は「なんでそんなに高いキーボードが必要なの?」という、ごく一般的なみなさんが思うようなところですね。それに対して太郎さんは「最近手首が痛くなっちゃったから、医療器具だとおもって買おうかと思ってるんだよね」と答えます。もちろん、HHKBは医療器具ではなくて、個人的な見解でしかないんですけどね。

続いては「キーボードなんてパソコンについているやつでいいんじゃないの?」という質問。これには「それで手首が壊れて仕事できなくなっちゃったらどうするの?稼ぎがなくなっちゃうよ」。

最後の質問「HHKBを買うと何が変わるの?」という質問には「人生が変わる」と答えました。

太郎さんは、3つの質問に対して個人的な悩みである「手首の痛み」を前面に出しつつ、最後には「人生が変わる」と話していますが、これには長い時間働けること、そして気持ちよく働けることは、働き方改革の先にあるウェルビーイングを考える上では大切で、仕事に対する気分が乗らない時でもキーボードを触ると一気にテンションが上がるという環境を作るのが大事だと話しています。

太郎さんのこういった説得材料は皆さん参考になったでしょうか?このコーナーはこれから登場するゲストの方にも聞いて、最終的に様々な意見を記載した稟議書を出したいですね。

無刻印チャレンジ

もう一つのコーナーとして用意したのが「無刻印チャレンジ」。 HHKBの無刻印モデルを使って、一発勝負の30秒のタイピングチャレンジをしてもらうという企画です。

緊張感を高めるために背景を真っ白に、スタート前にはヘッドフォン(なぜ?)をしてもらい、一言コメントを言ってもらってからスタートします。チャット欄では「The ⚪︎⚪︎ Take!みたい」といったことも書かれていましたが、あくまで無刻印チャレンジです!

タイピングは「タイピング速度測定(タイ速) 」を使い、ランダムに出てくる文章を30秒以内にどれだけタイピングできるかを競います。ここはさすが太郎さん。かなりの緊張感だったにも関わらずSSランクを叩き出していました。

ちなみに、筆者もチャレンジをしてみたのですが、想像以上の緊張でガチガチで、全くうまくいかず…。無刻印というのも、ミスした時のリカバリーの難しさにつながっていて、ゲーム性としても高いものになっていると思います。この企画だけでも色々な人にチャレンジしてもらいたい目玉企画になりそうな予感がします。

今後のゲストにもこの緊張の中、どんなタイピングを見せてくれるのか、注目してみてください。

あなたにとってキーボードはどんな存在?

この番組では最後に、ゲストに「キーボードはどんな存在ですか?」という質問を用意しています。番組を通して語ってきたキーボードに対する考えを凝縮した答えが聞けるのではないかという思いからの質問です。

太郎さんはこの質問に対して「脳みそ直結のヒューマンインターフェイス」と答えました。なぜその言葉となったのかは、動画の方で確認をしてもらいたいのですが、なぜ太郎さんがHHKBを使うのかという最も大きな理由なのではないかと感じました。

今回は第1回目ということで、まだまだ手探りな部分もありましたが、キーボード中心のライフスタイル・バラエティ番組という新しい形が見えてきた気がします。次のゲストの方にも、キーボード愛からくるある種の変態的なこだわりに迫れたらと思います!

執筆者

リンクマン

Podcast、YouTube、Webメディアを展開するGadgetouchの主催のひとり。ガジェタッチでは出演、動画制作、ライター、エディターを担当。さらに、個人の活動としてラジオのコメンテーターなどを務めることもある。

関連メディア