自然体でいられるフリー株式会社で働くエンジニアたち
~HHKBが支える理想のワークスペース~

取材に応じてくださったエンジニアの皆さん
取材に応じてくださったエンジニアの皆さん。手前からasabaさん、jasonさん、keikさん、nikさん

将来性があることから人気の高まっている職業の1つがエンジニアやプログラマーです。
他のデスクワーカー以上に、キーボードに触れる機会が多そうなイメージなので、一体どんなキーボードを使っているのだろうかと気になったことはありませんか?

そんな疑問にお答えすべく、エンジニアの皆さんがどんなキーボードを使っているのか、そのキーボードのどこに魅力を感じているのか、またプロお気に入りのガジェットや仕事についてのこだわりをうかがってみようと、企業で働くエンジニアの方々に取材に申し込んでみることにしました。

今回は、お金の知識がなくても大丈夫!「freee会計」や「freee人事労務」などをはじめとした統合型クラウドERPを開発している「フリー株式会社」で働くエンジニアの方々のインタビューをお届けします。

フリー株式会社様ってどんな会社?

フリー株式会社様は、クラウド会計ソフトの草分け的存在として知られていますが、現在は“誰もが自由に経営できる統合型経営プラットフォーム”を目指し「統合型クラウドERP」、「オープンプラットフォーム」、「ユーザーネットワーク」の3つを仕組みの柱として開発している企業です。

2019年12月には東証マザーズ(現 東証グロース市場)上場を経て、今後も成長し続ける企業として認識されており、2012年の創業から13年目となる現在、さまざまな年齢の人たちがフラットな関係で働いていらっしゃるとのこと。
社内では、「マジ価値」(ユーザーにとって本質的な価値があると自信を持って言えることをする)、「失敗を恐れないチャレンジ精神」(思い立ったらすぐにチャレンジをし、失敗を素早くフィードバックして前進していく)という文化であふれているそうですよ。

フリー株式会社で活躍するエンジニアの皆さん愛用のガジェットや作業環境とは?!

今や上場企業の仲間入りをしているフリー株式会社には、1700人を超える正社員がおり、開発部門も年々拡大して大規模な組織となっています。さまざまな年齢層やバックグラウンドを持つエンジニアの皆さんに、愛用のガジェットや作業環境、また仕事に対する思いなどをお聞きしました。


asabaさん

asabaさん
asabaこと、浅羽義之さん

――まずは自己紹介をお願いします!

浅羽義之です。2015年にフリー株式会社に入社したので、在籍は約10年になります。2003年3月に大学院を修了してからソフトウェアエンジニアとして働いていました。
入社直後はインフラの開発を主に担当していましたが、その後、プロダクト基盤開発本部本部長となり、2年前にフィリピングループ会社取締役としてフィリピンへ駐在し、先週帰国しました。

――普段の働き方(出社や在宅勤務の割合など)や貴社のサポート制度などについて教えてください。

エンジニアは週に2〜3日程度の出社を推奨されており、私は週3回出社しています。キーボードの持ち運びが面倒なので、オフィスと自宅にそれぞれHHKBを置いています。フィリピン駐在時は、そこにも1台持ち込んでいました。
Macbook ProかWindows PCのいずれかを選んで支給してもらえますが、MacBook Proは人気で在庫のないことがしばしば生じますね。私はMacBook Proを支給してもらい、家と会社を行ったり来たりしています。

――ご使用いただいているキーボードの機種や配列は何ですか?

HHKB Professional HYBRID Type-S 墨モデルを自宅で、HHKB Professional HYBRID 白モデルをオフィスで使用しています。どちらも日本語配列です。
エンジニアやプログラマーだと、英語配列を使っている人が多い印象を持たれますが、私の場合はキーボードを持ち込めないデータセンターへ行くことが多く、そこで配列が異なるキーボードを普段使いしていると入力ミスをしてしまうかもしれないという危惧があるので、日本語配列のものを使っています。インフラエンジニアでは、キーボードのカスタマイズをやりすぎると本番環境で支障が出ることもあるので、なるべくカスタマイズしないで使っています。

――HHKBを知った経緯やきっかけ、購入動機などについて教えてください。

大学院時代に研究室にあったHHKBを使わせてもらったのがきっかけです。打ち心地が良く、研究がはかどったため「これだ!」と思いました。学生時代は高価で買えませんでしたので、社会人になってから購入したというところです。

――HHKBを実際に使ってみた感想について教えてください。

独立した機能キーがなく、Fnキーを押しながらのコンビネーションキーにしないといけないことで使いづらいのではないかと思われるかもしれませんが、私の場合はそう思いませんでした。
というのも、昔、SolarisというUNIX系OSを使っていたんです。SolarisはWindowsのように機能がリッチではないので基本キーだけで問題ない。なので、キーの数が少なくても困ることはありませんでした。
時折、Mac純正のMagic Keyboardを使うことがあります。あれはあれで打ち心地がいいなぁと感じますが、HHKBの場合は「スコスコ」という打鍵音も良いですよね。

――仕事の上でこだわっていることや心がけていることなどがあれば教えてください。

4Kディスプレイなど、表示画面は広いほうがいいと考えています。
ただ、最近は健康のために意識して立った状態で仕事するようにしていますね。昇降デスクなどスタンディングデスクが気になり始めています。健康といえば、真ん中で割れているキーボードをHHKBシリーズで出してもらえればすぐにでも欲しいですね。

asabaさんの作業環境(ディスプレイとキーボード)
asabaさんの作業環境。スッキリとしています

今、生成AIが取り沙汰されていますが、人がキーボードでタイピングしながら思考し、作り上げた結果のソフトウェアの力はすごいと感じています。ソフトウェアは人が作り続けるものであるということは、今後も変わらないのではないでしょうか。
そのためのインターフェース選びは大事なことです。freeeのプロダクトを支えるHappy Hacking Keyboardを含め、日本の世の中のタイプドリブンデベロップメントを尊敬しています。


keikさん

keikさん
keikこと加藤慧さん

――業務内容や自身の役割などについて教えてください。

加藤慧と申します。社内では「keik」(ケイケイ)と呼ばれています。約8年前の2017年1月にフリー株式会社に入社し、freee人事労務のプロダクト開発に携わっています。チーム内では、担当プロダクトにおける技術責任者という、プロダクトCTOの役割を担っています。

――普段の働き方や貴社のサポート制度などについて教えてください。

エンジニアは週3回の出社が最低ラインとなっていますが、私はほぼ毎日出社しています。ミーティングが1日の半分くらいを占めていますね。

――ご使用いただいているキーボードの機種や配列は何ですか?

自宅ではHHKB Professional2 無刻印 墨モデル 英語配列を、オフィスではHHKB Professional HYBRID Type-S 無刻印 墨モデル 英語配列を使っており、それぞれ2台を同時に横に並べて使用しています。
オフィス用のものはBluetooth接続できるんですが、有線で使っています。というのも、Bluetoothではレイテンシが時折入れ替わることがあるように感じるからです。例えば、(右のキーボードで)「K」(左のキーボードで)「A」と入力したときに「か」が表示されず「あk」と表示されるということですね。会議室へ行く頻度が多く抜き差しが面倒なのですが、安定性重視で、有線接続で使っています。

――HHKBを知った経緯やきっかけ、購入動機などについて教えてください。

学生時代に研究室の先輩が使っているのを見て興味を持ちました。先輩はHHKB Professional2 墨モデルを使用しており、一見するとキートップに何も刻印されていないようだったので、世の中のキーボード事情に疎かった当時の私としては「なんというキーボードを使っているんだ」と驚きましたね。

HHKB Professional2の画像
HHKB Professional2 英語配列 墨(無刻印)

ただ、先輩が入力しているのを遠くから聞いていると、タイピング音がスコスコと心地よく、気になり始めました。その先輩がHHKB LiteをくれたのがきっかけでHHKBを使い始め、その後気に入って自分で購入しました。

――HHKBを実際に使ってみた感想について教えてください。

打鍵音も良いし、打鍵感も良い。私にとってHHKBは「これしかない」「これが当たり前」な自分に馴染んでいる道具という位置付けです。もし、これがなくてMacBookについているキーボードだけでは戦闘力が半減するのではないかと思うほどです。
2台使いしていることについて、なぜなのかという質問をよくもらうのですが、妻から「首が前に出ているよ」と言われたのがきっかけです。肩や首の健康を守るためには肩を開いて作業した方が良い。そこで2台並べて使っている、というわけです。
もともと体に異常を感じていたわけではありませんが、2台使いのおかげか、今でも特にどこかが痛いということはなく、姿勢良く仕事できています。2台で6万円しましたが、予防になっているなら良い投資ができたかなと感じています。

――お仕事する上でこだわっていることや心がけていることなどがあれば教えてください。

エンジニアでも凝り始めると自作キーボードにハマる人がいます。また「肩を開きたいのなら、分割キーボードを自作すればいいではないか」と考える人もいるかもしれません。でも、HHKBの打鍵感は自作キーボードで実現するのは難しそうだし、私にとってキーボードは手段であり目的ではありません。なのでこの完成形で満足しています。
あ、その他の作業環境ですか?キーボード以外、全くこだわっていませんし、新しいものにも詳しくありませんよ。(笑)

keikさんの作業環境(ディスプレイとノートPC、HHKB2台)
keikさんの作業環境。HHKB Professional2 墨モデルを2台同時に使っています。これにより、肩が開き、長時間作業する際の体への負担を軽減できていると言います

フリー株式会社の初期に入社し、上場の経験、組織規模の拡大を見てきました。入社当初はベンチャー企業特有のノリと勢いのいい人が多く見受けられたように覚えていますが、今はそのときと比べるとよくも悪くも落ち着いた環境で作業できています。
私は、このfreeeのプロダクトを生み出す人たちをキーボードというインターフェースが支えていると考えています。愛用しているHHKBは、手段としての完成度が高く、これ以上何も追求する必要がないほどのツールではないでしょうか。freeeを支えるツールを提供してくれていることにとても感謝しています。


jasonさん

jasonさん
jasonことジョン・ジェソンさん

――お名前と、業務内容や自身の役割などについて教えてください。

ジョン・ジェソンです。社内では「jason」というニックネームで呼ばれています。
会計・債権管理領域と請求書の開発を担当している韓国出身のエンジニアです。
開発環境はmacOSで、たまにLinuxも使います。

――普段の働き方(出社や在宅勤務の割合など)や貴社のサポート制度などについて教えてください。

普段は週1回出社しますが、みんなで集まって話したほうが早そうだなど、必要に応じて週4回出社することもあります。オフラインでのコミュニケーションを大切にする社風があると感じたので、私は入社後しばらくしてから会社の近くに引っ越してきました。

――ご使用いただいているキーボードの機種や配列は何ですか?

HHKB関連で言えば、HHKB Professional HYBRID Type-Sの雪モデルと、HHKB Studio 雪モデル、そしてtofu60 2.0をHHKB配列にカスタムしたキーボードの3台を、その他にKeyball61(キーボール61)、LEOPOLD FC660C、logicool MX KEYS miniを使っています。全て英語配列です。

jasonさんのキーボード
jasonさんがお使いのキーボード一部。左からHHKB Studio 雪モデル、HHKB仕様にカスタマイズしたtofu60 2.0、HHKB Professional HYBRID Type-S 雪モデル

分離型キーボード
こちらは自作の分離型キーボード「Keyball61」

「エンジニアは日本語入力をあまりしないからUS配列なんでしょ?」と思われるかもしれませんが、実は意外なほど日本語入力をやっています。というのも、Slackでコミュニケーションを取るので入力している言語の半分は日本語です。実際、コードを書いているのは、1日のうち2時間くらいですね。

――HHKBを知った経緯やきっかけ、購入動機などについて教えてください。

大学時代の友人がHHKBを使っていました。値段を聞いて「高いなぁ」と思ったのですが、シンプルで持ち歩きやすそうだというところに惹かれました。給料をもらえるようになったら買おうと思ったのですが、実は少し悩みました。
というのも、自分は白いものが好きなのですが、当時のHHKBの白モデルはちょっとグレーがかった白で純白ではない。どうしようかと悩んでいるうちに真っ白いデザイン(雪モデル)が出たので、「絶対に買わなければ」と思い、購入に至りました。

――HHKBを実際に使ってみた感想について教えてください。

実は、その他のキーボードをオフィスに3台置いているのですが、HHKBが使いやすいなと感じています。というのもサイズ感がちょうど良い。
コンパクトサイズキーボードはデスクを広く使えるので、作業環境をカスタマイズしやすくしてくれます。とはいえ、小さすぎると打ちづらい。そのちょうど良いバランスを保っているのがHHKBなんです。
ホームポジションから最小限の指の動きでキーボードだけでマウス操作(カーソル操作)もできるように最適化されているのがめっちゃいいなと思っています。

――お仕事する上でこだわっていることや心がけていることなどがあれば教えてください。

こだわりといえるかわかりませんが、持っているキーボード6台を、週単位で変えています。場合によっては毎日変えることもあります。全てUS配列なので、混乱することはありません。
作業環境についていえば、右肩や右手、首が痛くなることがあるので、トラックボールを左側にも置いて、両手で使うようにしています。これにより、体の右側への負担を減らすようにしています。
それから、最近のことですが、ディスプレイを48インチから40インチのものへ変えました。オンラインミーティングで画面共有したときに、相手側で小さく表示されてしまうからです。チームメンバーとの協調性を保つのは大切ですよね。

――おすすめやこだわりのデバイスやガジェット、今、興味のあるものについて教えてください。

Apple製品が好きで、その中でもiPad miniとApple Pencilの組み合わせが気に入っています。13インチのiPad Proよりも持ち運びやすく、どこでもメモを取れるのが便利だと感じています。また、Macのキーボードの上にHHKBを置いて使えるタイプスティックスも愛用しています。
個人での開発やInstagramへの投稿なども趣味として行っています。

jasonさんの作業環境(ディスプレイ、ノートPC、キーボード、マウス)
jasonさんの作業環境。近未来的な雰囲気があります

フリー株式会社では、プロダクトごとに異なるプログラミング言語を使っています。業務に必要であれば新しい言語やスキルを学ぶための補助があり、新しいことにチャレンジしやすい環境が整っています。
自分と同じようにキーボードの好きな人たちが多く、「キーボード部」が存在し、先日は、Slackのキーボードチャンネルで「HHKBがふるさと納税で出ているらしい」と盛り上がっていましたが、オフラインでの会話も大切にしている会社だなと思っています。


nikさん

nikさん
nikこと、キン・シュンさん

――お名前と、業務内容や自身の役割などについて教えてください。

キン・シュンと申します。ニックネームは「nik」(ニック)です。取引開発本部 支出開発チームで法人向けコーポレートカード「freeeカード Unlimited」の機能設計、開発、運用を担当している中国出身のエンジニアです。

――普段の働き方や貴社のサポート制度などについて教えてください。

基本的に週1回、オフラインミーティングのために出社しています。ミーティングでは、その週の計画と前週の成果共有をしています。それ以外は基本的にリモートワークです。

――お使いのキーボードの機種や配列を教えていただけますか?

左右分離型「NocFree Lite」とやはり左右分離型でトラックボール付き「Keyball61」、それから打鍵音が雨音のような「Rainy75」、重量感のある「QK」シリーズの「QK60」を使用しています。
どれもメカニカルキーボードというところがHHKBと違います。それから、左右分離型のものは、キースイッチやキーキャップを好きなものに差し替えるなどカスタマイズして使っています。配列はいずれも英語配列です。

NocFree Liteワイヤレス分割キーボード
nikさん愛用のNocFree Liteワイヤレス分割キーボード

――HHKBに触れていただいたことはありますか。

あります。静電容量無接点方式のタッチ感覚がいいですよね。「これには他のキーボードは敵わないな」というふうに思いました。触り心地も良いし、静音性も高く、オフィスでも静かに使えるのではないかと感じましたね。
いつかは買おうと思っているんですが、怖くて買えないんですよ。というのも私はキーボードが好きで、いろいろなバリエーションを楽しみたい。でも、HHKBは評価の高さからいって、キーボードの正解ではないかと考えているんです。
つまり、HHKBを使い始めたら、キーボードのバリエーションを追求する旅が終わってしまうのではないか――そんな恐れがあって、未だに買えずにいるんです。
(編集部から:HHKBを母港にしながら旅を続けるという方法もありますよ!)

――お仕事する上でこだわっていることや心がけていることなどがあれば教えてください。

出社するのは週に1回ですし、自宅のほうが作業環境を整えているのでできれば自宅で作業したいと思うのですが、出社することによるコミュニケーション上のメリットは多大にあると感じています。
例えば、普通の会話をすることができますし、チャットでは何度もやり取りしないと意図が伝わらないものが、オフラインなら数秒で話が終わるということもありますから。
自宅の作業環境でいえば、最近、ワイドモニターから34インチのものへと変えました。もっと大きいサイズにしなかった理由はジェイソンさんと同じで画面共有したときに相手が見づらいと感じてしまうから。
もっとも、最近ではワイドモニターを使う人が増えてきたので、一周回って「あれでも大丈夫だったな」と思うことがあります。(笑)

――おすすめやこだわりのデバイスやガジェット、今、興味のあるものについて教えてください。

ガジェットとは異なるかもしれませんが、真空マグカップがお気に入りです。保温性能が高いので、お茶を注いでも1時間から2時間ほど温かい状態を保ってくれます。今の季節、温かい飲み物を飲みながら仕事したいので良いですよ。
それから良いオフィスチェアはあったほうがいいですね。私はハーマンミラーのアーロンチェアを愛用しています。

nikさんの作業環境(ディスプレイと分割キーボード)
nikさんの作業環境。右側にはお気に入りの真空マグカップが置かれています

取材を終えて

freeeで働く4人のエンジニアから、キーボードへの熱い想いや、仕事への取り組み方などをお聞きすることができました。「あのプロダクトは、こういう人たちによって支えられているのか」という一端を垣間見ることができたような気がします。

また、改めて人が思考しながら生み出すことの大切さ、そして人とPCをつなぐインターフェースの大切さについて考えることもできました。

キーボードの旅を終わらせられるかもしれない、インターフェースとして完成されているとコメントしていただいたHHKBに、ぜひ皆さんも触れてみてくださいね。



\株式会社フリーはこちらから/
フリー株式会社 公式サイト: https://corp.freee.co.jp/
HHKB関連のブログURL: https://developers.freee.co.jp/entry/keyboards-2017

執筆者

渡辺まりか

通電するガジェットをこよなく愛するフリーランスライター。馬が好きで乗馬ライセンスを、海が好きで二級小型船舶操縦士免許を、昔からのあこがれで普通二輪免許を取得するなど多趣味。物欲を抑えつつ、編み物をライフワークとするなどアナログな一面もある。

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