HYBRID Type-Sの触り心地は?「ゲオあれこれレンタル」でHHKBを試してみる

  HHKBに興味はあるけど、ハイエンドモデルだと3万円を超えるので、使いこなせなかったら怖い、と感じている人もいるのではないでしょうか。原価BAR などのタッチ&トライスポットではHHKBの各モデルに実際に触り、試すことができます。とはいえ、短時間では、タイプ感やタイプ音、重さなどを試すことはできますが、初めての人だと、HHKBを使いこなせるかどうかを判断するには時間が足りないかもしれません。

  そんな人に朗報です。2023年2月16日から、なんと株式会社ゲオが運営する「ゲオあれこれレンタル」でHHKBがレンタルできるようになったのです。

  「ゲオあれこれレンタル」はカメラや家電製品、スマホやPCなどのレンタルサービスで、ネットで注文し、宅配で届けてくれるのが特徴です。もちろん、返送も宅配便を利用します。必要な時に必要な期間だけレンタルできるので、人気を集めています。

  筆者は何台かHHKBを持っていますが、基本的に日本語配列で印字ありのモデルを使っています。とはいえ、最近、ちょっと英語配列&無刻印に挑戦してみたい、という気持ちが芽生えてきました。そこで、今回は実際に「ゲオあれこれレンタル」でレンタルしたレポートをお届けします。

「ゲオあれこれレンタル」でHHKBがレンタルできるようになりました。

HHKBのハイエンドモデルも10日間3,980円でレンタルできる

  レンタルできるのは、ハイエンドモデルとなる「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」です。配列や刻印、色の違いなどで、以下の10モデルがラインナップしています。

モデル 英語配列 英語無刻印 日本語配列 日本語無刻印

  「ゲオあれこれレンタル」に用意されている台数は日本語配列と英語配列が半々で、雪と墨モデルが多めになっているそうです。2月16日にレンタルがスタートしましたが、すぐに初回在庫だけでは足りなくなり、即追加補充するほど注目を集めました。さすが、HHKBです。そして、やはり購入前に触って試したいと考えるユーザーが多いことが伺えます。

  早速、筆者もレンタルしてみましょう。「ゲオあれこれレンタル」で「HHKB」と検索すると、レンタル一覧が表示されます。

英語版無刻印のレンタルにチャレンジしてみました。

  目当てのHHKBをクリックし、商品ページを開いたら「在庫状況」をチェックしましょう。幸いにも、英語版無刻印の雪モデルがあるようです。注意事項を読み、問題なければ「レンタル予約する」をクリックします。「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」はワイヤレスでも有線でも利用できますが、レンタル品にはUSB-Cケーブルは付属していません。有線で利用したい人は、用意しておきましょう。

  レンタル開始日とレンタル終了日を選択します。最短レンタル期間は9泊10日で、毎日HHKBに触れられないとしても、十分な時間だと思います。終了日を伸ばすこともできますが、その分レンタル料金は加算されます。9泊10日だと、3,980円(税込)で、北海道、沖縄県以外の地域では往復の送料がかかりません。北海道へは800円、沖縄県へは1,500円かかり、返却時送料は無料です。

  初めて利用するので、新規会員登録を行い、クレジットカードで決済します。レンタルサービスなのに身分証明書のアップロードなどがないのは手間が省けます。完了すると、レンタル予約を受け付けたというメールが送られてくるので、HHKBが届くまで待ちましょう。

空き状況や注意事項、料金を確認し、「レンタル予約する」をクリックします。
レンタル期間を指定し、「注文に進む」をクリックして決済します。
注文が完了すると、予約受付のメールが届きます。

新品同様のHHKBが届いたので10日間使い倒してみる

予定通りゲオからHHKBが届きました!

  レンタル開始日に、無事HHKBが届きました。大きな段ボールに丁寧に梱包されてHHKBが入っており、クリアファイルに納品書とガイドが入っていました。

  確かに、「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」の英語版無刻印の雪モデルです。キートップの印字だけでなく、HHKBのロゴさえないのがすがすがしいところです。日本語版と比べて、明らかにキーが少なく、やはりカッコいいですね。

  レンタルなのに、HHKBには新品の電池が入っていましたが、もし開封済みの電池だとしても、発送前に残量チェックをしているので、レンタル期間中に電池が切れてしまうということはありません。製品も綺麗で、新品と言われても納得の状態です。

製品と納品書が入っているクリアファイルが同梱されていました。
新品の電池が入っていました。

  早速、キーボードを接続し、Windows 11の設定を変更します。「設定」の「時刻と言語」から、「言語と地域」を開き、「日本語」の「…」をクリックして「言語のオプション」を選択。オプション画面が開くので、「キーボード」→「キーボードレイアウト」の「レイアウトを変更する」をクリックします。キーボードレイアウト変更ダイアログが開いたら、「英語キーボード(101/102キー)」を選択し、Windows 11を再起動すれば利用できます。

設定から英語キーボードに切り替えます。

  あとは、HHKBを使い倒すのみ!「ゲオあれこれレンタル」でHHKBをレンタルし、9日間で使いこなせるようにする方法については、別の回で詳しく紹介します。

英語版無刻印でタイピング練習しています。

レンタル終了日の翌正午までに発送すればOK

  今回は、9泊10日のレンタルなので、10日後に期間が終了します。しかし、発送は最終日の翌日の正午まででいいのです。最終日もたっぷり試用できるのはありがたいですね。

  返送時には、元の状態に戻して梱包します。クリアファイルには、返送用の伝票とテープが入っているので、そのまま利用しましょう。段ボール箱を止めるテープまで用意されているのが至れり尽くせりです。

  梱包の際は、付属品がそろっているか必ず確認しましょう。HHKBの場合は、本体と電池くらいなので手間はかかりません。逆に、ユーザー側の私物が混ざっていないかも確認します。キーボードの場合は、私物のUSBケーブルなどを入れてしまう可能性があります。

  発送はヤマト運輸で、取扱コンビニや直営店、もしくは集荷依頼して自宅から発送できます。筆者は、期限ぎりぎりに送ったので、コンビニから送りました。伝票は着払いなので、返却の際はお金がかかりません。

  着払いで送るため、レシートなどはもらえなかったので、発送時間の証明をどうするのか心配でしたが、コンビニ側に情報があるので問題はないようです。また、もし発送後に商品や付属品の入れ忘れに気が付いた場合は、「ゲオあれこれレンタル」ホームページのマイページから問い合わせましょう。

HHKBを梱包します。
クロネコヤマト宅急便を扱うコンビニから発送しました。

  商品がゲオに到着すると、検品が行われ、返却完了メールが送られてきます。これで作業は終了です。ゲオ側では、商品を綺麗にメンテナンスとクリーニングを行い、次回のレンタルに備えます。

内容物や動作の確認を行います。(写真はゲオあれこれレンタルより提供)
綺麗にクリーニングします。(写真はゲオあれこれレンタルより提供)

  以上が、「ゲオあれこれレンタル」で「Happy Hacking Keyboard Professional HYBRID Type-S」をレンタルして試してみたレポートになります。手軽に10日間もHHKBをレンタルし、試せるのは便利です。10日もあれば、十分にHHKBの良さを体感できるはず。おそらく、多くの人がそのまま同じモデルを購入するのではないでしょうか。なお、「試して納得!HHKB購入プログラム」を実施しており、HHKBをレンタルした方は、新品のHHKBを限定価格で購入できます。9泊10日間のレンタル料金が実質無料になります。HHKBを買う前にがっつり触ってみたい、という人はぜひ「ゲオあれこれレンタル」でレンタルすることをオススメします。

執筆者

柳谷 智宣

IT・ビジネス関連のライター。Windows 98が登場した頃からPCやネット、ガジェットの記事を書き始め、現在は主にビジネスシーンで活用されるSaaSの最先端を追いかけている。飲食店や酒販店も経営しており、経営者目線でITやDXを解説、紹介する。

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