コミュニティマネージャーが常駐!エンジニアが自然と集まる場所「福岡市エンジニアカフェ」とは?
~HHKBタッチ&トライスポット~

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福岡市の中心「天神」の一角にある「Engineer Cafe - Hacker Space Fukuoka -」(以降、エンジニアカフェ)。
ここは、福岡市の事業「Engineer Friendly City Fukuoka」の中核施設。
エンジニアの皆さんが自然と集まり、交流やイベント、創作活動などを自由に行うための場所です。
誰でも無料(素材などの材料以外)で利用できる便利なサービスや設備などが備えられ、HHKBのタッチ&トライスポットにもなっています。

先日、「輝くエンジニアの未来を応援!「福岡市ハッカソンコンテスト2023」参加レポート! ~Engineer Friendly City Fukuokaとは?~」の取材で、会場となっているこのエンジニアカフェにお邪魔したところ、とても素敵で楽しい場所だったので、これはぜひHHKB Lifeでもご紹介したい!ということで、今回、急遽記事化となりました。

今回は、福岡市エンジニアカフェのコミュニティマネージャーさんにうかがったお話も含め、この素敵な施設についてご紹介していきます!

HHKBのタッチ&トライスポットとなっている
福岡市の「エンジニアカフェ」ってどんなところ?

まずは、エンジニアカフェの立地や施設建屋の紹介から。

古くて新しい、アンバランスな魅力を発信する不思議な場所!

福岡市エンジニアカフェは、福岡の中心街、古い建物の中にあります。
ここは、歴史建造物である福岡市赤煉瓦文化館(旧日本生命保険株式会社九州支店)という観光スポットで、国の重要文化財に指定されており、普段から観光客の方も多く出入りされています。
実際にお邪魔したときも、たくさん観光の方が訪れていました。

福岡エンジニアカフェ外観
Engineer Cafe - Hacker Space Fukuoka -
(福岡市中央区天神1丁目15番30号)

このように外観は歴史情緒を感じられる素敵な建物なのですが、その中ではエンジニアたちが最先端の技術を学び、創作活動をしているところが面白いですね。
絶妙なコントラストというかギャップがあって楽しい。そこが外国の方にも人気なんだとか。

「福岡は古くから残っているものが意外と少ないかもしれません。新しいことに敏感で、それをすぐに取り入れるのが好きな街なので。」

とは、エンジニアカフェ内にあるカフェバー「cafe&bar saino」の店員さんのお言葉です。そのお言葉の真偽はさておき、確かに日本の歴史を見ても古くから人が住んでいる場所にもかかわらず、古いものより新しいものが多い街、という印象を受けました。
歴史建造物を、エンジニアが集まり、成長し、活躍できる施設として活用する。
福岡市の歴史を守りながらも新しい取り組みと融合させた愉快なシンボル「エンジニアカフェ」といえます。

エンジニアカフェで利用できる施設やサービスとは?

さて、そんなエンジニアカフェの中はどんな施設になっているのでしょうか?


楽しい!明るい!コワーキングスペース

玄関を入ってすぐ左手には、エンジニア目線で快適な作業環境や設備を導入したコワーキングスペースがあり、誰でもいつでも気軽に利用できるようになっています。夜10時まで開いているのがとても好評だそうで、女性でも外国の方でも、老若男女、どなたでも利用しやすい明るい雰囲気のスペースです。

福岡エンジニアカフェ内部(1Fのコワーキングスペース)
カフェの玄関を入ってすぐ左手にあるコワーキングスペース。
HHKBのタッチ&トライスポットもここです。

お邪魔した日は、スタッフの方が、発売されたばかりのMeta Quest3を楽しそうにセットアップ中でした。

福岡エンジニアカフェスタッフ(VR機器セットアップ中)
エンジニアカフェのスタッフさんとコミュニティマネージャーさん。
発売されたばかりのQuest3をセットアップ中。

スペースにいる方々と気軽にお話しながらセットアップしているので、自然にそこにいる方が集まって、おさわり会となっていました。これを利用してアプリ開発などもできるようにとの配慮だそうです。話題のVRが気軽に触って試せるのはうらやましいですね。
他にもモーションキャプチャーができる機器(mocopi™)などもありました。


ワクワクの地下スペース!

エンジニアカフェには、地下スペースがあり、ここがなかなかすごいのです。

一番の目玉は、レーザー加工機・3Dプリンター・CNCフライス盤などの専門機材が置かれている作業スペースです。素材などの材料以外は基本的に無料で利用できるので、日々、たくさんの方が利用されていらっしゃるとか。これは、ちょっとワクワクしますね。

福岡エンジニアカフェ内部(B1Fの作業スペース)
いろいろな専門機材や素材があり、工作などを行える作業スペース。

他にも、地下という暗がりを有効活用しているのか、より集中したい方のための個室型コワーキングスペースがあり、秘密基地感MAXです。(笑)

福岡エンジニアカフェ内部(B1Fのコワーキングスペース)
薄暗がりで集中?地下スペースには個室型のコワーキングスペースなどもあります。

その他、広い会議スペース(イベントスペース)も!

2階は大きな貸会議室になっていて、イベントなどでも気軽に利用できるとか。ハッカソンコンテストのポスターセッションの展示もここを使っていました。

福岡エンジニアカフェ内部(2Fの会議スペース)
施設2Fは会議スペース。大小合わせて3つあります。

その他、先ほどご紹介したカフェバー、中庭などもあり、一日いてもゆっくり過ごせる施設になっています。

福岡エンジニアカフェ内部(1Fの中庭とカフェバー)
施設1Fの中庭で作業するのも気持ちよさそう。
疲れたときにはカフェでお茶でもどうぞ。

なお、カフェ&バーのメニューや料金はこちらをどうぞ。
https://engineercafe.jp/ja/cafe-bar

エンジニアカフェにはコミュニティマネージャーが常駐!

充実したエンジニアカフェですが、コミュニティマネージャーというスタッフが常駐していて、ハード面だけではなくソフト面も充実した施設になっています。
私たちがお邪魔した日もコミュニティマネージャーさんがいらっしゃいました。
せっかくなので、コミュニティマネージャーさんにいろいろお話しをうかがってみました。

コミュニティマネージャーとは?

まずは、エンジニアカフェに常駐しているコミュニティマネージャーとはどういう役割なのでしょうか?普段のお仕事は?

「コミュニティマネージャーとは、エンジニアやコミュニティのための支援活動をする施設スタッフです。エンジニアのスキル相談に乗ったり、助言をしたり、エンジニアの交流を促したり。コミュニティを作りたい方、運営している方、また各種イベントのサポートなど、幅広く活動を行っています。

そもそもエンジニアは、コミュニティなどの互助会を作る文化というかエコシステムがあると思うのですが、福岡市はその中でもエンジニアのコミュニティが多い土地柄なんです。10年以上前から多くのコミュニティが存在し、毎晩どこかで勉強会をやっている、そんな感じの土地柄でした。

それを福岡市が後押しする形で始まったのが「エンジニアフレンドリーシティー」の「エンジニアやコミュニティ支援」です。」

福岡エンジニアカフェに常駐のコミュニティマネージャーさん
エンジニアカフェにはコミュニティマネージャーさんが常駐。いろいろな相談に乗ったり情報共有したり。
エンジニアのコミュニティを支援する役割です。

「コミュニティマネージャーの仕事(タスク)としては、モノづくりであるとか、キャリアであるとか、エンジニアのいろいろな相談に乗ることです。
毎日、昼ごろからエンジニアカフェに常駐し、そこを訪れるいろいろな方たちとコミュニケーションをとり、必要があればサポートします。

「何か面白そうなことやってますね」とか「それちょっと見せてもらっていいですか?」みたいな感じで、邪魔にならない範囲で声かけしたりもしますし、「こういうコミュニティとかあるのでぜひ来てください」など、モノ作りをされている方にもお声がけすることも多いです。」

「文系だけどエンジニアになれますか?」のようなキャリア相談にも乗ってくれるそうですよ。

エンジニアカフェは老若男女、いろいろな方が集まる「ハブ」

エンジニアカフェには、普段、どんな方がいらっしゃっているのでしょう?
これからエンジニアを目指したい、という初心者の方なども訪れたりするんでしょうか?

「そうですね、色んな例があって。
例えば、子育ても一段落ついたので職業訓練などを経て、エンジニアになっていかれる女性もいらっしゃいます。エンジニアカフェを訪れる女性は決して少なくなくて、全体の3~4割は女性です。どうしても私たちのようなモノづくりをする業界っていうのは男性比率が高くなりがちだと思うんですが、ここは、女性でも安心して来ることができる場所になっていますね。」

福岡エンジニアカフェ階段横の観葉植物
エンジニアカフェは誰がいても心地よい場所。全体的に明るい雰囲気です。

「リタイアメントされている方も結構いらっしゃっていますよ。エンジニアって言葉は幅が広くて。ソフトウェアだけではなくて機械・電気をやっていらっしゃる方も含まれる。そういう方たちの趣味である“モノ作りの場”としても使われています。
もちろん若い方もいらっしゃいます。小、中学校の先生が引率してきて、部活動で使うものを地下の工作スペースで作る、なんてこともあります。

地下工作スペースの専門機材たち
レーザーカッターや3Dプリンターなど、専門機材が誰でも利用できます。

他にも、「自動運転車を作りたい」って最初ざっくりした話を持ってくる人がいたりすると、周りのみんなが「なんだか面白いことやってるね」って言って集まってきて、知恵を出し合ってみんなで作る、みたいなことになる場合もあります。

このように、エンジニアカフェには老若男女、知識がある方もない方も、いろいろな方がいらっしゃいます。海外出身の方も結構いらっしゃっているのですが、これは、私たち運営側だけじゃなく、ここの雰囲気を作っている参加者全員の努力の賜物ではあるなと思いますね。

エンジニアカフェは、多種多様な方が集まり、人、情報、スキルの交流が生まれる「ハブ」として利用していただける、そんな場所となっています。」

コミュニティマネージャーさんが常駐していることで、ただスペースがあるだけではなく最新の情報を交換したり、悩みを相談したりできる。エンジニアカフェに行くことで、自然にいろいろな人と交流し、そこからまた新しいコミュニティが生まれる。そんなよいサイクルになっているようです。

HHKBも気軽に試せます!~タッチ&トライスポット~

さて、エンジニアカフェ1階のコワーキングスペースの一角は、HHKBのタッチ&トライスポットにもなっています。

HHKBのタッチ&トライスポット(福岡エンジニアカフェ内)
コワーキングスペースの入口横の棚。いろいろなHHKBがディスプレイされ、
誰でも自由に利用できるようになっています。

HHKBのタッチ&トライスポットの普段の様子についてもうかがってみます。

「エンジニアカフェを一番ご利用なのはWeb系のエンジニアだと思います。HHKBをディスプレイさせてもらっているので、Web系エンジニアの方がパソコンひとつ持ってきてここでHHKBを使う、という利用パターンが一番多いと思います。
エンジニアカフェにいらっしゃる方には、HHKBを触りに来ましたー!って方も結構いらっしゃいますよ。」

とのこと。これは嬉しいお話が聞けました。
エンジニアカフェに設置しているHHKBは、どなたでもご利用いただけます。

福岡エンジニアカフェにあるHHKB Studio
いろいろな種類のHHKBがあります。棚の上段にはHHKB Studioも!

もちろんHHKB Studioも試せますよ!

今回は、HHKBのタッチ&トライスポットである福岡市の「エンジニアカフェ」についてご紹介しましたがいかがでしたか?

エンジニア目線で快適な環境や設備が導入された福岡市のエンジニアカフェ。
アクセスしやすい素敵な場所で、エンジニアやエンジニアを目指す方々と、気軽に繋がったり交流できたりする「ハブ」のような環境って本当に貴重です。
ちょっと気分を変えて作業したいときに利用してみるのもとても楽しそうですよ。

福岡市の施設ではありますが、どなたがいつ訪れて利用しても大丈夫とのこと。
「ちょっとHHKBを試しにきました♪」という形でも全然OKだそうです!

というわけなので、近くにお越しの際は、ぜひエンジニアカフェに訪れてHHKBをお試ししてみてくださいね。

\HHKBタッチ&トライスポットはこちら!/
\HHKBは、購入前にレンタルしてお試しいただくこともできます!/

HHKBは、以下からご購入いただけます。

  • 各ECモールには、「PFUダイレクト」で出店しています。
    必ず、販売元が「PFUダイレクト」であることをご確認ください。

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