全員大コーフン!株式会社カケハシから3人のエンジニアがPFU横浜本社を訪問!~HHKBへの愛を熱く語る~

病院でもらった処方箋を持って薬局へ行き、薬を受け取る――わたしたちの誰もが経験したことのあるシーンです。
もらった処方箋を持って薬局へ行くと、薬を受け取りたい人たちで待合室があふれている――こういった光景を見たことはありませんか?待つことになる患者だけでなく、実は薬剤師にとってもこの状態は悩みのタネとなっていることはあまり知られていません。
その現状を打破すべく誕生したのが、「株式会社カケハシ」様です。
今回は、そんな株式会社カケハシ様を取材し、エンジニアの皆さんの普段のお仕事の様子や、日々お使いのHHKBに関する話などをお伝えします。
何より、今回の取材場所は、HHKBの聖地?のPFU横浜本社!
カケハシの皆様からの強いご要望(?)もあり、PFU横浜本社のオフィスツアーも実施しましたので、その様子についても少しご紹介します。
「日本の医療体験を、しなやかに。」―株式会社カケハシ様の使命

薬歴をリアルタイムに、しかも漏れなく作成し、参照もたやすくできるようにするのが株式会社カケハシの「Musubi」というクラウドサービスです。
薬歴だけではなく、薬不足やその逆の過剰在庫を発生させないような在庫管理を行うための「Musubi AI在庫管理」といったプロダクトも提供されています。
薬局の業務効率化と発注業務の高品質化、そこから医療全体のシステムを改善して、誰もが良い医療を受けられるようにするため、「日本の医療体験を、しなやかに。」というミッションを持ち、スキルの高いエンジニアの方々が日々活躍する、そんな株式会社カケハシ様です。
三者三様!株式会社カケハシへ転職した理由を聞いた
今回、取材を受けてくださったのは、株式会社カケハシに転職したというエンジニアと技術広報の御三方です。前職からなぜ転職に至ったのかなども含め、まずは、プロフィールをお聞きしていきます。
――皆さんのプロフィールを教えていただけますか。
櫛井さん:技術広報担当の櫛井優介です。HHKBの関連商品を数多く手掛けていらっしゃるバード電子の斉藤安則さんと同じ北海道留萌市出身です。

2000年にWebディレクターとしてキャリアをスタートしてから、25年間、IT業界にいます。ライブドア(現 LINEヤフー株式会社)に2004年に入社し、エンジニアサポート業務へと軸足を移し、技術広報活動やエンジニア向けイベントの企画・運営を担当しました。Developer Relationsの国内の先駆者と言われることが多いですね。
株式会社カケハシへは2024年にジョインし、現職となっています。
小田中さん:Head of Engineering, SCMの小田中育生です。僕も北海道の札幌市出身です。

小田中さん:小学生~高校生時代を新潟で、大学からは茨城で過ごしました。ひたすら理系畑で、新卒では日本テキサス・インスツルメンツ合同会社の研究所に入社しました。
それから株式会社ナビタイムジャパンへ転職し、VP of Engineeringを務め、プロダクトや開発プロセスの“カイゼン”に携わった後、2023年10月にEM(エンジニアリングマネージャー)として株式会社カケハシにジョインしました。
今は、Head of Engineering, SCMとして新規事業のプロダクトを開発するPE開発チームとMusubi AI在庫管理開発チームのEMを兼任し、生き生きとしたチーム作りを目指しています。
インプレス刊『いちばんやさしいアジャイル開発の教本』、翔泳社刊『アジャイルチームによる目標づくりガイドブック』などの著者でもあります。
松本さん:僕はお二人と違って佐賀県の出身です。株式会社カケハシでMusubi AI在庫管理チームのテックリードを担当しています。

新卒で入社した株式会社 日立製作所で、エンジニアとしてNoSQL製品や製造業向けデータ基盤などの開発に14年間携わっていました。
カケハシに転職したのは2023年2月です。
――皆さん、前職がおありで、しかもかなり大きい会社ですね。それに比べ、株式会社カケハシ様は比較的小規模なスタートアップです。転職されたきっかけはどのようなものだったのでしょうか。
櫛井さん:2年前に指定難病を患い、2週間入院したんですよね。暇だったので、PCを持ち込んで動画配信サービスを病室で見ていただけなのに、看護師さんが「櫛井さん、パソコン使えるんですね!」って驚かれたんですよ。「えっ動画見ているだけなのに!?」と逆に驚いてしまって。
入院していたのは大きな大学病院でしたが、そんなところでもITが浸透していないというのを実感したのが1つ目のきっかけです。
入院で人生観が大きく変わって、「これからどんなふうに働いていこう」と考えるようになったタイミングだったこともあり、大きな会社の中で内側の仕事をすることに時間を費やすのではなく、社会に対してインパクトを出せる仕事をしたい、社会課題解決に取り組んでいる会社へ行きたいと思うようになったんです。そこで出会ったのがカケハシで「今の自分にはここしかない」と思い、転職しました。
小田中さん:僕は、人が移動することに伴う渋滞や事故といった、交通に伴う不幸なことをなくすべく15年働いてきましたが、プロダクトによるカイゼンや組織づくりなど、チャレンジできることはやり尽くしたかな、と感じていました。
そこで、新しいことへのチャレンジとしてスキルやレベルを上げること、社会課題の解決に取り組もうと思ったんです。
スキルやレベルを上げるには、自分が上手にできる仕事をしても意味がない。自分がその中で一番下手くそだよね、というような環境が必要でした。
さまざまな社会課題の中で、医療系を選んだ理由は、子ども、親、自分が関係しています。僕には3人の子どもがいますが、子どもって小さい時はよく風邪をひくんです。で、病院へ行って、薬局へ行く。薬剤師の皆さんがものすごく忙しそうにしている。それを目の当たりにするようになった。
親はそろそろ介護が必要な世代に突入し始めている。健康だった自分も、健康診断でちょっと素敵な数字が出てくるようになってきた。
櫛井さん:「会いたいので、またぜひ来てください」っていうやつですね。
小田中さん:僕はそんなに会いたくありませんけどね(笑)。
とはいえ、いつ自分が当事者になるかわからないというリアリティを感じるようになった。医療を身近に感じられるようになったとき、自分たちをケアしてくださる医療従事者の方々の忙しさも見えてきた。しかも、慢性疾患などを患っている人って、自覚症状がないために、投薬を途中でやめてしまったり、うっかり忘れてしまったり、通院を続けなかったりして病状が悪化して、それが医療費増大につながることがあるという現実も知りました。
「その課題を解決することって、すごく大事なことなのでは?」と考えるようになり、その課題解決にコミットしている会社がカケハシだ、と思って入ることにしたんです。

松本さん:エモいですね。その後に僕の話をするのはちょっと気が引けます(笑)。
14年間日立製作所にいたのですが、マネジメントをやらないかという推薦を受けたというのがきっかけです。エンジニアとして働いてきて、その仕事が楽しかった自分が、マネジメント側になったらどう働くのか想像できなかった。エンジニアとして進む道もあるんじゃないかと思い、軽い気持ちで転職活動を始めました。
他社の話を聞いてみたらそれぞれとても楽しそう。大病を患ったこともないし、病院へ行くのも嫌いだったので、医療系の会社にだけは行かないぞと当時は思っていたんです(笑)。エンジニアとして、医療系のシステムを作るのが大変なことを知っている、というのもその理由の1つです。
ただ、転職するなら今の自分とギャップのある、チャレンジになる会社へ入りたいという気持ちもありました。その中で、最もギャップの大きかったのがカケハシだったというわけなんです。
ところが、入社してから1カ月半後に大きな病気をし、入院を経験しました。そこで、ようやく自分の状況と仕事がマッチして、仕事への自分ごと感も強くなり、「これはやらねば」という気持ちを持つことができましたね。
櫛井さん:その気持ち、すごくよく分かります。私も10年前だったら医療系に興味持たなかったし。今、カケハシに入社してくる人って、30代以降の方が多いし、皆そういうところがあるんでしょうね。
愛用キーボードは「HHKB」シリーズ! なぜ?
――30代半ば以降だと、前職のある方たちですよね?
櫛井さん:そう。2社目、3社目でカケハシに入ってくる方が多いです。元々違う業界で活躍していたプロフェッショナルたちなんですよね。だから道具にもこだわりがある。だからこそ、HHKBを使っている人も多いのかなと思います。
――皆さん愛用のキーボードについてもお聞きしていいですか。
櫛井さん:わたしが愛用しているのはHHKB Professional HYBRID Type-S 日本語配列 雪モデルとHHKB Studio 日本語配列 墨モデルです。雪モデルのほうは能登半島地震復興応援の漆キーキャップ(Escキー)に、墨モデルのほうは数字とカーソルキーを麻雀牌柄のものに換装しています。
墨モデルって、暗がりだとちょっと刻印が見づらいじゃないですか。それで、東南西北(とんなんしゃーぺー)だと方角だからカーソルキーにぴったりだし、数字はこれでいいし。見やすいでしょう?(笑)

小田中さん:私はHHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列の墨モデルとシン・ウルトラマンモデルの2台使いですね。
別々に使うのではなく、「Karabiner-Elements」というカスタマイズツールを使って、2台を分割キーボードのようにして使っています。

松本さん:僕はHHKB Professional HYBRID Type-S 英語配列 無刻印 墨モデルと日本語配列 墨モデルを使っています。

英語配列のほうは、HHKB Professionalシリーズ専用のカラーキートップセットを使って、数字の「0」を青に換装しています。あと、小田中さんもお使いの「Karabiner-Elements」を使って、カーソル操作を中心にemacsのキーバインドにカスタマイズしていますね。
日本語配列のほうは、カラーキートップセットの無刻印キートップを利用して、EscキーとCtrlキーを換装しています。
――皆さん、HHKBを2台以上ご愛用いただいているんですね。HHKBとの出会いについて教えて下さい。
櫛井さん:僕はこの3人の中で唯一エンジニアではない技術広報という仕事をしています。ただ、エンジニアのニュアンスをつかみたくて、彼らを観察していたら何だかカッコいいキーボードを使っている。「あれは何だ」と思って見ていたら、一緒に働いていたエンジニアが気前よくそのキーボードをくれたんですよね。REALFORCEでした(笑)。
前職のLINEヤフーにいるときに、PFUの山口さんからイベントへのお声がけをいただいて、「それならHHKBを使わないと理解ができない部分があるな」と思って、それまで持っていたREALFORCEキーボード3台を人にあげて、自分でHHKBを買って使いはじめた、というのがきっかけです。
PFUさんから提供していただいたものもあるんですが、「HHKBはいいぞぉ」と布教しながらあげちゃうこともあるので、結果的に手元に残っているのはこの2台というわけです。
――布教されているんですね!
櫛井さん:そうですね、いいものは人に勧めたくなるじゃないですか。例えば、前職でオフィスを引っ越すので、荷物を全部持って帰らなければならないことがありました。オフィスで使っていたHHKBも引き上げるため、バッグに入れていたのですが、その帰り道、お世話になっている医療記者さんの方がバイトしているお店に行ったんです。
普段なら絶対にそんなこと聞かないのに、「そういえば、キーボードって何使っています?」と聞いてみたら、バリバリ原稿を書く記者という仕事をしているのに「MacBookのキーボードです」って答えてきて。
「それでは腱鞘炎になっちゃうでしょー」「そうなんですよー」(注※:個人の感想です!)というやり取りしながら、「そこで~」とオススメするためにHHKBを引き上げてきた荷物の入ったバッグから取り出して、プレゼントしたんです。

全員:爆笑
櫛井さん:その後、彼女は自分でやっているマガジンでHHKBのことを紹介してくれて、「布教が成功したな」と思いました。
今度、自分の娘にも布教すべく、買ってあげようと目論んでいるんですよ。
――初めてのHHKBであれば、今、スターターキットのセールをしているのでオススメですよ。
櫛井さん:あ、本当だ。……HHKB Studio 雪モデルいいなぁ。「ポチッ」

小田中さん:取材中に買ってる!
全員:(笑)
小田中さん:僕の場合、テキサス・インスツルメンツ時代に同僚が使っているのを見たのが最初ですね。「キーボード、何使っているの?」「うん、Happy Hacking Keyboard」だよって教えてもらいまして。
いきなり「ハッキング」って言い出すから何事かと思いましたよ。しかも、その前に「ハッピー」ってついていますし。研究職だったので、ドキドキしてしまいました(笑)。
ナビタイムジャパンでも、すごいエンジニアはHHKBを使っている人が多かったんですよ。ちなみに、私は当初はMicrosoft エルゴノミックキーボードを使っていたんです。
ところが、コロナ禍で在宅勤務に切り替わった。自宅なんて、作業スペースが狭いじゃないですか。その限られたスペースで使えるキーボードということで、HHKB Professional HYBRID Type-Sを使い始めた、というわけです。
――2台目もカラーバリエーションが違うものの同じ機種ですよね。
小田中さん:「シン・ウルトラマン」の映画の中で、当たり前のようにHHKBが使われていて、もうそれしか頭に入ってこなくて(笑)。いいなぁと思っていたら、「シン・ウルトラマンモデル」の発売が告知されたんですよね。
その時、「いや、既に1台持ってるし」「いやいや、すぐに買わないと売り切れるぞ」というせめぎあいが頭の中であったんですよ。そして瞬時に「最近は出社することが増えている。これを持ち歩くのは大変だから、会社用にも1台必要だ」という自分への言い訳を考えついて購入した、というわけです。
ちなみに2台の使い分けですが、前職時代は1台は自宅、1台は職場で使っていたのですが、今では自宅で2台とも同時に使っています。HHKBはコンパクトでいいんですが、肩がキュッと内側に入り込んでしまうんですよね。他の人から「分割キーボードはいいよ」と言われて、「HHKBともお別れかぁ」と思っていたんですが、2台あれば分割キーボードみたいに使えるじゃんと気付き、現在に至るというわけです。
櫛井さん:サンダーバードのコクピットみたいですよね。
小田中さん:お、サンダーバードスタイルって名付けようかな(笑)。

松本さん:僕の場合はちょっと変わっていて、通っていた大学で標準採用されているキーボードが、全てHHKB Liteだったんです。
櫛井さん:いい大学すぎますね!
松本さん:プログラミングなどエンジニアっぽいことを初めて経験したときにHHKBを使ったので、そこから抜け出せず今に至っています。
自分で初めて買ったのはHHKB Lite2で、大学に通っている間のことでした。その後、新卒入社してから3年目か4年目、給料が増えた頃にHHKB Professional 2を買いました。この頃から無刻印ですね。静音モデルを欲しいと思っていたところ、2019年にHYBRID Type-Sが出たので乗り換えました。
日本語配列も持っているのは、プログラミングしているときは英語配列でいいんですが、ExcelやPowerPointなどMS-Office系ソフトを使わないと業務できないという状況になったときに、英語配列ではカーソルキーがなくて、キーバインディングツールとの相性があまり良くなかった。それでカーソルキーのある日本語配列も購入したんです。
――カケハシで働きながら、みなさん副業や趣味も手広くされているとお聞きしましたが、そのあたりも聞かせていただけますか。
松本さん:僕は今のところ基本的に専業なんですが、技術系のアウトプットや登壇する機会を増やせればなぁと思っています。それは、カケハシの業務の一環としても、また自分個人としてもという感じですね。それから、いつかは本を書きたいなぁと思っています。
小田中さん:僕はカケハシに転職してから副業を始めました。アジャイル開発の知見について講演依頼を受けてセミナーやワークショップを開催しています。記事の寄稿をすることもあります。
時折、自宅の中だけだと行き詰まってしまうので、カフェやコワーキングスペースなどへ行くんですが、ノートPC付属の「ペチペチ」キーボードでは考えたことをうまくアウトプットできない。集中できない。記事の執筆や、セミナーの資料作りに欠かせないのがHHKBだなぁと実感しています。

櫛井さん:それは間違いない(笑)。
わたしは技術広報のメンタリングやコンサルティングを何社か副業として行っています。
趣味のブログではオフィス紹介をしているんですが、今まで180社ほどうかがって、記事を書きました。その他、ポッドキャストも趣味で配信しています。
突然なんですけど、これまで色々やってきて、最近気づいたのは、自分は『葬送のフリーレン』の「ヒンメル」になりたいんだなって。自分がいなくなった後でも影響を与えられるような、自分の成したことを足跡として残したいんだなって。HHKBで大量のテキストをインターネット上に書いて爪痕を残せるよう歩んでいきます。(笑)
HHKBの聖地巡礼?PFU横浜本社を探検!
いよいよお待ちかねのPFU横浜本社のオフィスツアーです。櫛井さんは、これまで180社以上のオフィスツアーを敢行したにもかかわらず、「今が一番緊張している」と言います。
「PFU横浜本社のショールーム(HHKBブース)」では、和田英一先生によるHHKBの原型モデルや、貴重な初代HHKB(KB01)の展示に大興奮の3人。しかしHHKBエバンジェリストの松本秀樹が行う解説には熱心に聞き入っている様子から、本当にHHKB愛が深いのだなと感じられました。


――PFU横浜本社はいかがでしたか。
櫛井さん:いやぁもう端的にここに住みたいです。お膝元でHHKBの熱を感じて暮らしたいですね。
小田中さん:この階へ上がってくる間、ずっとドキドキしていました。歴代の機種が展示してあるのを目にして、ぐっと来てしまいましたね。見た目がそれほど変わっているわけではないことや、きれいに保たれているからか、現役感がすごい。さすが、一生使えるキーボードだなと感じました。
松本さん:20年以上、HHKBを使ってきて、自分も使ってきた機種の歴史を振り返ることができてうれしく思いました。新しいものを買うと、それまで使っていたものを後輩に譲ってしまい、手元に残らないんですよね。HHKBとともに過ごしてきた過去を思い出して、涙が出てきてしまいました。このままずっと、この展示を残しておいてほしいですね。
小田中さん:各会社にHHKB部という部活動があるくらいだから、こういうショールームがあれば行きたいと思う人は結構いると思いますしね。100年使えるプロダクトなので、ミュージアムがあってもいいくらいだと思っていますよ。
――ありがとうございます。たしかに本社にこの展示を残しておきたいですよね。最後にHHKBに望むことなどがあればお話しいただけますか。
櫛井さん:できれば全家庭にHHKBを配布してほしいですね。といってもなかなか難しいと思うので、まずは弊社の全員に配ってもらいたい。あと、わたしが一緒に仕事をする人たちのいる各会社に配ってもらいたい。どうでしょうか?各社さん。ご検討ください。半分本気です。
ただ、これだけ良いものなので、物価高騰に合わせて、価格を上げてもらってもいいかなと思っています。ちゃんと見合う価格設定にして継続可能な状態でいてほしいです。
あ、それからバード電子の斉藤さんには頑張ってオプション品をもっとたくさん作ってもらいたいですね。HHKBのスタイルはこのままで、オプションで便利に使えるようにしてもらいたいですね。ちょっと連絡をとって、我々の出身地である留萌コラボHHKB向け製品を考えてもらいます!
小田中さん:キーボードって、PCを扱う上でものすごく大事な道具だと思うんです。だけど、ノートPC付属のキーボードで十分だと思ってしまっている人もいる。僕はHHKBに出会ってから明らかに仕事の質が変わったので、HHKBの良さを知ってもらうべく、触れられる機会をどんどん増やしてもらいたいなというのが僕の願いです。
松本さん:僕個人の意見を言わせてもらうと、キーボードは有線でしか使わないんですよね。Bluetoothは使わない。だからその機能を省いて、少し値段の低い機種が出てくれればいいなぁと思います。あとはUSBハブ機能がついているとありがたいですね。

取材を終えて…
PFU横浜本社オフィスのある階へ向かうエレベーターの中でも、ワクワクしている様子が伝わってきましたし、PFU横浜本社の受付スペースの端に展示されている「HHKB Professional HG JAPAN」を見つけ、はしゃいでいる様子から、3人のHHKBへの愛の深さを感じることができました。
株式会社カケハシに限らず、多くのエンジニアが、たとえ分野は違っても社会課題の解決と真摯に向き合っており、カイゼンのために日々尽力しているという、社会の裏側を見られたような気がします。
そんな皆さんが熱愛しているインターフェースの1つがHHKBであるということを実感することもできました。「触ったことがないから、現状で満足しているんだ」という言葉が胸に残りました。もし、少しでも作業環境を良くしたいと考えているのであれば、ぜひ一度、ゲオあれこれレンタルのご利用やHHKBのタッチ&トライスポットにお越しくださいね。
\株式会社カケハシはこちらから/
株式会社カケハシ 公式サイト:https://www.kakehashi.life/
執筆者
渡辺まりか
通電するガジェットをこよなく愛するフリーランスライター。馬が好きで乗馬ライセンスを、海が好きで二級小型船舶操縦士免許を、昔からのあこがれで普通二輪免許を取得するなど多趣味。物欲を抑えつつ、編み物をライフワークとするなどアナログな一面もある。