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けん盤配列にも大いなる関心を
Please Pay Your Attention to the Keyboard Layout

東京大学工学部教授
和田 英一 Eiiti Wada授

PFU Technical Review
Vol.3,No.1(Feb.1992)
pp.1 - 15

参考文献

はじめに | 文字集合 |  規格 | ASCIIキーボード |  マイキーボード | 仮名文字 |  おわりに

6.仮名文字

国内でこのキーボードを利用してもらうためには仮名文字もいれておかなければならないであろう。筆者はローマ字で入力する派だから、ASCII キーボードだけあれば満足している。仮名をいれるには現在普通に使われている JIS X 6002 に準拠するか JIS X 6004 を採用するか議論のあるところだが、JIS X 6004 の方は上に述べたように図形文字部分が同じなので入れるのは簡単だ。

JIS X 6002 の配置は最下段に図形文字キーが11あり、Shift が遠くなっている。この片仮名の「ロ」が設計者を苦しめているらしい。Dynabook では「ロ」は右の Shift と兼用になっている。本稿の案では JISX 6002 で「ヲ」が仮名記号の方にあるのだから「ロ」だってということで JIS B 9509 で「ヲ」が「ケ」の上段にあったのを思いだしそこに置いてみた。JIS B 9509 では「ヌ」も「ム」も他のキーの上段につつましく隠れていたが JIS X 6002 ではキーの数が増えたので一人前になっていたのである。それをこの際住宅難ということで「ロ」に元に戻ってもらった。この配置を図15に示す。

Fig.15-katakana Keyboard
図-15 カナキーボード
Fig.15-katakana Keyboard


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